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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.170


                       2024/2/3


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★闇落ちのパターン(北野のお勧めドラマ)



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。



(@ドラマの紹介があります。
しかし、依頼されたわけでも、
報酬を受け取っているわけでも
ありません。)


今回紹介するドラマは、


『グレイトギフト』です。


(@1話のネタバレが含まれます。
ご注意ください。)


藤巻先生は、明鏡医科大学付属病院の病理医です。

ある時、入院していた元総理大臣が亡くなりました。

藤巻先生は元総理大臣を解剖中、新種の球菌を発見しました。

ところがその球菌は、写真をとった後、
ごく短い間で消滅したのです。

藤巻先生は、「これは殺人兵器なのではないか?」と疑います。

球菌が速やかに消えてしまうので、
死因は「心不全」と診断されてしまうからです。


藤巻先生は、病院の奥野理事長に、
球菌のことを話しました。

奥野理事長は、「殺人事件が起こったことが
世間に知れたら困る」と言い、隠ぺいを指示します。

藤巻先生は最初、「警察に通報すべきだ」と主張しますが
後で、考えを変えました。

何が起こったのでしょうか?


藤巻先生の奥さんは、「拡張型心筋症」という重い病で
入院していました。

治すためには新しい治療法を行う必要がある。

ところが、その治療法はまだ
厚労省の許可がおりていないのです。

藤巻先生は、「警察には通報しませんが、条件があります」
と奥野理事長にいいます。

「厚労省に働きかけて、新しい治療法の許可をおろさせて
ください」と。

理事長は、「おまえごときが俺を脅すのか!」と
激怒しますが、結局許可得ることに成功しました。


しかしその後、ある患者が心不全で亡くなり、
藤巻先生は「球菌による殺人だ」と確信します。

藤巻先生は、改めて奥野理事長のところに行き、
「警察に通報すべきだ」といいます。

理事長は、「奥さんの治療を取り消すこともできる」と
逆に脅し、「自分で調査しろ」と無理な要求を出してくるのでした。


さて、奥さんの主治医は白鳥先生といって、外科医です。

「殺人球菌」を発見した藤巻先生は、「一番信頼できる」
と思った白鳥先生に、球菌の写真を見せました。

驚いた白鳥先生は、藤巻先生に「奥野理事長の非道を暴き、
一緒に病院を守りましょう!」と言いました。

さらに白鳥先生は、「警察を呼んでも殺人球菌が消滅したら
証拠がなくなる。球菌を培養してください」と藤巻先生に
要求しました。

培養に成功した藤巻先生は、その球菌を白鳥先生に渡しました。

ところが白鳥先生は、その球菌を使って、
奥野理事長を毒殺したのです。


藤巻先生が白鳥先生にそのことを問い詰めると、

白鳥先生は、「これは神から与えられた偉大なるギフトだ!」
と言って、開き直りました。

そして、


・藤巻先生は、奥野理事長の隠ぺい工作に加担していた。

・藤巻先生は、殺人球菌を培養した事実がある。警察から
見ると白鳥先生より藤巻先生の方が怪しい。

・奥さんの命は、白鳥先生が握っている


など理由に藤巻先生を脅し、


「これからもギフト(球菌)を培養し続けてください」


と指示しました。


私は、なぜこのドラマが「面白い」と思ったのでしょうか?

藤巻先生は、極めて善良で優秀なスペシャリストです。

ところが、奥さんを助けるために、
奥野理事長の隠ぺい工作に加わった。

さらに、信じていた白鳥先生に球菌を見せたことで、
今度は殺人に加担してしまった。


この世の中でも、おそらく「善人が成り行きで
犯罪者になってしまう」ことがあるのでしょう。

私たちがそうならないために、
このドラマは実に有益だと思います。


「グレイトギフト」

Tverで1話~3話、無料で見ることができます。

まずTverで1話~3話を見て、面白かったらテレビで見るか、
Tverで続きをごらんになってください。

「グレイトギフト」予告はこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=aajcovwUAhQ




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