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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.63
2021/1/12
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★国論を180度変えた二冊の本
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
08年9月4日、私はダイヤモンド社から
「隷属国家日本の岐路」という本を出しました。
副題は、「今度は中国の天領になるのか」です。
これは、日本改革本ですが、いくつか重要な予測をし、
的中しています。
・予測1、アメリカは没落する
出版から11日後にリーマンショックが起こり、「アメリカ
一極時代」が終わりました。
・予測2、危機にも関わらず、中国は浮上する
アメリカが沈む一方、中国は08年~11年、9~10%の成長
をつづけ浮上。
「米中二極時代」がはじまりました。
・予測3、日本に親中政権ができる
出版から1年後、親中反米・鳩山政権が誕生しました。
・予測4、尖閣から日中対立が激化する
2010年、尖閣中国漁船衝突事件が勃発。
2012年、尖閣国有化で、日中関係は、戦後最悪になりました。
この本、2020年の最新情勢を加え、
「自立国家日本の創り方」という名で、復刻されています。
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是非ご一読ください。
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08年に「今度は中国の天領になるのか」という本を出していた。
今から13年前時点で、私は「中国ヤバい!」と
認識していたことがわかります。
▼はじまった日中戦争
2012年11月、私は「ある記事」を見つけ、
「嗚呼、日中戦争がはじまった!」と愕然としました。
ある記事とは、こちらです。
↓
https://rpejournal.com/rosianokoe.pdf
(@反日統一共同戦線を呼びかける中国)
ここには、中国の対日戦略が記されていました。
・中国、ロシア、韓国で「反日統一共同戦線」をつくろう
・中ロ韓三国で、日本の「領土要求」を断念させよう
・日本に断念させるべき領土とは、北方4島、竹島、尖閣、
【 沖縄 】である
・日本には【 沖縄の領有権 】はない!!!!!
・「反日統一共同戦線」には、【 アメリカ 】も引き入れる
私は以後、事あるごとに、この話をしつづけてきました。
しかし、口止めしているわけではないのに、
私以外誰もこの話をしないのです。
メチャクチャ衝撃的な事実だと思うのですが。
日本のメディアは、中国に忖度しているのでしょうか?
それとも、自己検閲しているのでしょうか?
それとも、脅されているのでしょうか?
▼アメリカの国論を変えた本
2012~2014年3月まで、日本は本当に
危機的な状況にありました。
「反日統一共同戦線戦略」は成功しつつあった。
リベラルなオバマさんは、保守の安倍さんが大嫌い。
中国の主張を鵜呑みにして、「安倍は右翼」
「安倍は軍国主義者」「安倍は歴史修正主義者」
と信じていたのです。
しかし、2014年3月、プーチンの「クリミア併合」で
日本と安倍政権は救われました。
アメリカは、日本を「反ロシア制裁網」に引き入れる必要
がでてきた。
それで、日米関係は、少しよくなりました。
2015年3月、「AIIB事件」が起こった。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、
オーストラリア、イスラエル、韓国
など親米諸国群が、中国主導の国際金融機関AIIBに
入ってしまった。
アメリカが「入るなよ!」と制止していたにも関わらず。
親米諸国群が、アメリカより中国のいうことを聞く。
このことは、オバマに衝撃を与えました。
それで、アメリカは、「中国共産党打倒」を決意したのです。
この年、アメリカの国論を変える、「衝撃の書」が出版さ
れました。
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これは、全日本人必読です。
この本を書いたピルズベリーさんは、国防総省の顧問。
70年代はじめ、ニクソン大統領、キッシンジャー大統領
補佐官と共に、米中和解に尽力した人物です。
それからずっと「パンダハガー」(親中派)だった彼が、
「ずっとだまされつづけていた。中国には世界制覇の野望
がある」
と転向し、中国の計画の全貌を暴露したのです。
この本は、アメリカの支配層に読まれ、
以後国論が親中から反中に変わりました。
だから私は、バイデンさんが大統領になっても
「米中覇権戦争は終わらない」と考えています。
▼オーストラリアの国論を変えた本
オーストラリアは、つい最近まで「とても親中」の国でした。
中国の影響は、政界の最中枢までおよんでいたのです。
2015年~2018年に首相を務めたマルコム・ターンブル氏は、
「超親中」だった。
日経新聞2015年9月27日付は、彼の息子が、
中国共産党幹部の娘と結婚している事実を報じています。
<実は、ターンブル氏は中国と浅からぬ因縁がある。
実業家だった同氏は94年、河北省などと合弁で
亜鉛鉱山開発を手掛けた。
息子のアレックス氏は、中国共産党員で中国政府に
助言する立場にいた要人の娘と結婚している。>
ターンブル氏の息子が誰と結婚しようと、
本人の自由だでしょう。
しかし、彼は、中国共産党の代理人のような発言もしています。
<中国メディアはターンブル氏の首相就任を歓迎している。
特に、同氏の8月6日の講演は中国側の歓心を買った。
「広島と長崎に原爆が落とされて25万人が亡くなったが、
第2次世界大戦では1千万人の中国人が亡くなった」
と指摘。
「豪州と中国が対日戦争で同盟国だったと忘れないこ
とが大切だ」と言明した。>
彼は、中国がダーウィン港を99年租借することを認め、
世界を驚かせました。
というわけで、2015年から2018年まで、オーストラリアは、
親中首相によって運営されてきた。
しかし、2018年にスコット・モリソン氏が首相に就任すると、
180度外交政策が転換されました。
そして、オーストラリア、今では反中の急先鋒として、
中国との戦いの最前線に立っています。
なぜオーストラリアの国論が変わったのか。
その理由が、この本です。
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中国がどこまでオーストラリアに侵食しているのかを
暴露した衝撃の書。
このように、アメリカとオーストラリアの国論は、1冊の本
で劇的に変わりました。
この2冊は、世界の変化を知るために必読です。
日本では、残念ながらこの二冊に匹敵する本はでていませ
ん。
ですが、この本を読んでいただければ、少なくとも
「日本必勝の道」はご理解いただけるでしょう。
是非ご一読ください。
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