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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.551


                       2026/2/17


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★中国外相「日本は〇〇を侵略し、植民地にしようとしている!」と宣言



全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

中国ネタがつづきます。

中国の王毅外相が2月14日、「ミュンヘン安全保障会議」で、すごい発言をしています。

『日テレニュース』2月15日から。



〈ドイツで開かれている「ミュンヘン安全保障会議」に出席した王毅外相は、高市首相のいわゆる“台湾有事”をめぐる発言について「中国の主権や戦後の国際秩序への直接的な挑戦だ」と批判しました。

その上で「日本は台湾に対する侵略、植民地支配の野心が消えておらず軍国主義の亡霊は去っていない」と主張し「良識のある人々は警戒すべきだ」と同調を呼びかけました〉
ーーー



「日本は台湾に対する侵略、植民地支配の野心が消えておらず軍国主義の亡霊は去っていない」


そうです。

つまり、日本は「台湾を侵略し、植民地にする野心」を持っていると。

我々日本国民からすると、「はぁ????何をバカなことをいっているのだ?!」でしょう。

しかし、中国の指導者たちは、「ウソも100回いえばホントになる」と信じている。

だから、自信をもって、ウソをつきつづけているのです。



▼2010~2013年の日中対立



高市総理のいわゆる「存立危機事態」発言があったのは、2025年11月7日です。

これで、日中関係は一気に悪くなりました。

中国政府は国民に、日本への渡航を自粛するよう勧告。

実際に中国からの観光客が激減しました。

中国との観光業に関わる人たちは、大きな打撃を受けていることでしょう。

お気の毒です。

とはいえ、一般国民は、日中関係悪化の影響を、「ほとんど感じていない」でしょう。

(「パンダがいなくなって悲しい」という人は、たくさんいると思いますが。)

むしろ、「オーバーツーリズムが緩和されてよかった」ぐらいに思っている。

最近は、ホテルの予約がしやすくなり、値段も下がっているという話をよく聞きます。



日中関係が今回ほど悪化したのは、2010年代前半以来でしょう。

思い出してみましょう。


2010年、尖閣中国漁船衝突事件

2012年、尖閣国有化

2012年、中国、ロシア、韓国に【 反日統一共同戦線 】創設を提案

https://rpejournal.com/rosianokoe.pdf

2013年、安倍元総理の靖国参拝


このような一連の出来事があって、日中関係は最悪になっていたのです。

正直、当時は中国の方がかなり優勢でした。

なぜでしょうか?


・当時中国は、世界経済の希望だった

2008年、リーマン・ショックから、アメリカ発「100年に1度の大不況」が起こりました。

これで、1991年12月のソ連崩壊からはじまった「アメリカ一極時代」が終わりました。

一方、中国は「100年に1度の大不況」でも、沈みませんでした。

2008~2011年、9~10%の成長をつづけていたのです。

沈むアメリカ、昇る中国。

世界は、「米中二極時代」に突入した。

日本と中国の対立がはじまった2010年、国際社会は、日本より「世界経済最後の希望」中国を必要としていました。



・リベラルなオバマは、保守の安倍さんが嫌いだった

当時アメリカ大統領だったオバマさんは当初、保守の安倍さんが大嫌いでした。

(しかし、安倍さん2015年の「希望の同盟演説」以降、二人は親友になりました。)


・中国は、2012年11月に「反日統一共同戦線戦略」を打ち出して以来、熱心にプロパガンダをつづけてきた。

その内容は、


・日本は右傾化している!

・日本は軍国主義化している!

・日本は歴史を修正しようとしている!


です。

中国が、これらの傾向を示す証拠としてあげていたのが、日本政府高官の以下の言動でした。


・靖国参拝

・憲法改正

・歴史の見直し要求


そして、2013年12月、安倍総理は習近平の思惑通りの行動をしてしまいます。

つまり、【 靖国参拝 】を行ったのです。

私自身、靖国参拝には大賛成です。

しかし、私は、習近平のしかけた罠の内容を知っていました。

それで当時、「これは中国の罠なので、靖国に参拝すべきではない」と反対しました。

(そして、バッシングされました。)

結果は、「思った通り」でした。

反対したのは、中国、韓国だけではなかったのです。

当時の反応を振り返ってみましょう。


・2013年12月26日、安倍総理の靖国参拝について、アメリカ大使館が「失望した」と声明を発表。

・アメリカ国務省も「失望した」と、同様の声明を発表。

・英「ファイナンシャル・タイムズ」(電子版)は、安倍総理が「右翼の大義実現」に動き出したとの見方を示す。

・欧州連合(EU)のアシュトン外相は、(参拝について)「日本と近隣諸国との緊張緩和に建設的ではない」と批判。

・ロシア外務省は、「このような行動には、遺憾の意を抱かざるを得ない」「国際世論と異なる偏った第2次大戦の評価を日本社会に押し付ける一部勢力の試みが強まっている」と声明。

★台湾外交部は、「歴史を忘れず、日本政府と政治家は史実を正視して歴史の教訓を心に刻み、近隣国や国民感情を傷つけるような行為をしてはならない」と厳しく批判。

・12月27日、米「ニューヨーク・タイムズ」、社説「日本の危険なナショナリズム」を掲載。

・12月28日、米「ワシントン・ポスト」は、「挑発的な行為であり、安倍首相の国際的な立場と日本の安全をさらに弱める」と批判。

・同日、オーストラリア有力紙「オーストラリアン」は、社説で「日本のオウンゴール」「自ら招いた外交的失点」と指摘。

・12月30日、米「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「安倍首相の靖国参拝は日本の軍国主義復活という幻影を自国の軍事力拡張の口実に使ってきた中国指導部への贈り物だ」。
(つまり、「日本で軍国主義が復活している」という、中国の主張の信憑性を裏付けた)

・同日、ロシアのラブロフ外相は、「ロシアの立場は中国と完全に一致する」「誤った歴史観を正すよう促す」と語る。


どうですか、皆さん?

こういう反応があったことを、ご存知だったでしょうか?

これらを見ると、「反対なのは中国、韓国だけ」という日本国内での報道のされ方は、かなり強引であったことがわかります。

実際には、中韓に加え、米国、イギリス、EU、オーストラリア、ロシア、親日の台湾まで、靖国参拝を批判していた。


小泉総理は、在任中6回靖国に参拝しました。

反対は、中国、韓国からしかでなかった。

ところが、安倍さんは、一回靖国を参拝しただけで、大バッシング。

なぜ?

メルマガ読者さんだけは、あらかじめ知っていました。

そう、これが中国の「反日統一共同戦線戦略」と大反日プロパガンダの影響だったのです。


賢明な安倍さんは、以後退任するまで、一度も靖国参拝をしませんでした、

靖国参拝は、もちろんいいことです。

しかし、それが【 中国のしかけた罠 】であるなら、わざわざはまりに行くのは賢明ではありません。


「靖国問題」は、長引き、日本は孤立していました。

しかし、2014年3月、プーチン・ロシアがクリミアを併合したことで、安倍さんは救われました。

オバマは、「対ロシア制裁」に日本を引き込むべく、安倍さんとの和解を決意したからです。

その後、安倍さんは、日米、日露、日韓関係を修復し、中国の「反日統一共同戦線戦略」を無力化することに成功したのです。



▼2023~2026年の日中対立



こちらは、現在進行形ですね。

2023年、中国は「日本は核汚染水を垂れ流すのをやめろ!」という反日プロパガンダ・キャンペーンを大々的に行いました。

これは、国際原子力機関(IAEA)が日本の味方についたことで、それほど広がりませんでしたが。

それでも、日本国民に大いなるストレスを与えました。


2025年11月、中国は、高市さんの「存立危機事態発言」に噛みつきました。

それから、一貫して、国際社会で日本を批判しつづけています。


中国に、2010~2013年のようなパワーはありません。

主な理由は、2020年代に入って、中国経済が低迷しつづけていることでしょう。

中国は2020年、新型コロナパンデミックを引き起こし、世界を恐怖に突き落としました。

2020年、香港国家安全維持法を施行し、香港からすべての自由を奪いました。

2022年から現在まで、中国はロシアの原油・天然ガスを大量に輸入することで、ロシアに戦費を与えつづけています。


中国に2010~2013年の力はない。

それでも、油断禁物です。

中国政府の高官たちは2025年11月7日以降、毎日休むことなく、反日プロパガンダをつづけているのです。



▼高市総理は、どう行動すべきか?



中国の反日プロパガンダは2010~2013年から、現在までまったく変わっていません。

つまり、


・日本は右傾化している!

・日本は軍国主義化している!

・日本は歴史を修正しようとしている!


です。

王毅が今回、ミュンヘン安全保障会議で、


「日本は台湾に対する侵略、植民地支配の野心が消えておらず軍国主義の亡霊は去っていない」


といった。

これも、同じです。

中国が、これらの傾向を示す証拠としてあげていたのが、日本政府高官の以下の言動でした。


・靖国参拝

・憲法改正

・歴史の見直し要求


つまり、高市さんの「靖国参拝」「憲法改正」で一番喜ぶのは【 習近平 】ということになります。

そういえば、最近やたら親中の橋下徹さん(元大阪府知事、元大阪市長、元大阪維新の会代表、元日本維新の会代表)が、高市さんに


【 靖国参拝を勧めている 】


ことをご存知でしょうか?

『日刊スポーツ』2月15日付。



〈橋下氏は「防衛力強化は大賛成ですが、一般兵士に国のリーダーが手を合わさない国なんて国家に背骨がない」と強調し、「高市さんはずっとこれまで、(@北野註 靖国神社に)行くと。僕は総理になると行けませんよと言っていたけど、行くと」と経緯を振り返った。
その上で「行くと言って、ずっと行かないので、ぜひ行ってもらいたい」と力を込めた。〉
ーーー


こういう発言を聞いた時、「嗚呼、橋下さん、反省して愛国的になったのだな~」と思ったらダメです。

最近、ず~~~~っと中国の味方だった人が、ある日突然「愛国に目覚めた」???

そんなはずはないでしょう。

この発言を聞いて、私は【 嗚呼、中国の罠に誘っている 】と思いました。


賢明な高市総理は、中国の罠にはまらないでください。

安倍総理の失敗を繰り返さないでください。


高市総理がやるべきことは、まず「責任ある積極財政」によって【 暗黒時代を終わらせる 】こと。

経済復活によって、防衛費を増やし、日本が自分の国を自分で守れる状態に持っていくこと。


この二つだけで十分です。

日本の最重要の国益は、「思想」ではなく、「経済成長」と「安全保障」の二つです。


中国は、「日本は右傾化している」「日本は軍国主義化している」「日本は歴史の修正を求めている」と攻めてきます。


だから日本は、徹頭徹尾、自由と民主主義の守護神であるべきです。

それでこそ、

「ていうか中国こそ軍国主義ですよね?」

「中国には全然言論の自由ないですよね?」

「中国はウイグル人100万人を強制収容所から解放しなさい!」

といえるのです。


繰り返しますが、狡猾な中国の罠にひっかからないでください。



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「も~ひとりで~あるけない~、とき~の風がつよすぎて~~~」

世界情勢、変化が激しいですね。

今年になってからも、

「米軍 ベネズエラのマドゥロ大統領を誘拐」

「イランで大規模デモ。6000人が死亡」

「カナダ首相が『脱アメリカ宣言』」

「トランプ、グリーランド領有に意欲」

などなど、驚くべきことがたくさん起こっています。

しかし、世界の中には、これらの事件に【 驚かない集団 】がいます。

誰でしょう?

そう、【 パワーゲーム会員 】の皆さんです。

パワーゲーム会員の皆さんは、たとえば、


・2021年12月、「ロシアがウクライナに侵攻する可能性があること」を知った(実際の侵攻は2022年2月)。

・2023年8月、「中東で戦争が起こる可能性」を知った(イスラエルvsハマス戦争勃発は2023年10月)。

・2024年12月、「2025年にイスラエルとアメリカがイランの核施設を攻撃する可能性が高いこと」を知った(イスラエルとアメリカのイラン核施設攻撃は2025年6月)

・2025年12月、「アメリカがベネズエラに侵攻する可能性が高いこと」を知った(ベネズエラ侵攻は2026年1月3日)。


というわけで、パワーゲーム会員の皆さんは、全世界が驚いているのに、【 驚かない生活 】を送っています。

彼らは、世界情勢の裏側、大国の意図、戦略、地政学、行われているプロパガンダを正しく理解している。

その知識と知恵を、経営や投資に活かし、成功と繁栄の道を歩んでいます。

日本のオールドメディア、インターネットだけ見ていたら、【翻弄される人生】から抜け出すことはできません。

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▼▼「おたよりコーナー」へ
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★金子さまからのメール


北野様

RPEと裏RPEを拝読させて頂いています。ありがとうございます。

2月14日の裏RPEに関して2点お礼と感想をお伝えします。


1 日本酒が好きなのでさっそく日高見を注文しました。届くのが楽しみです。

2 デスノートの件では映像は見ていませんが、中国がまた嫌がらせをしているとのこと。


しかし日本の漫画に影響を受けその影響下で行動していることに矛盾や情けなさを感じないのか、その鈍感力に驚きます。

ま、自国に限らず世界のものは皆自分のものと思っているらしいから矛盾は感じないのでしょうけれども。

とにかく中韓とはなるべく関わらない、中韓以外を味方につける、のが一番だと思います


★北野から

メール、ありがとうございます!

よろしければ、日高見の感想教えてください。

田中英道先生に感謝です。



★北野への応援メールは

tjkitanojp〇yahoo.co.jp

(〇を@にかえてください。)

まで。


▼▼「編集後記」へ
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★編集後記


今日は朝から幸せででした。

というのも、フィギュアスケートの三浦璃来さん、木原龍一さんペアが、完璧な演技で金メダルを獲得したからです。

世界歴代最高点だったそうです。

二人の涙を見て、「死ぬほど努力したから、死ぬほどうれしかったのだろう」と思い、私も幸せになりました。

@完璧な二人の演技は↓
https://www.youtube.com/watch?v=rAUW-JbmQ_g



北野幸伯



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