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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.519


                       2026/1/5


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★「米中覇権戦争」から見るアメリカの「ベネズエラ侵攻」



全世界の裏RPE読者の皆さま、明けましておめでとうございます!

皆さまに、よいことが山ほど起きる一年になりますように!


1月3日、米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を誘拐するという
驚愕事件が起こりました。


とはいえ、『パワーゲーム』会員の皆さまは、驚かなかったでしょう。

というのも、2025年12月収録分(2026年1月号)で、
アメリカがベネズエラに侵攻する可能性とその背景を詳しく解説していたからです。


これ、【 善悪論 】でいえば、間違いなく【 悪 】です。

国際法で「合法」な戦争は、二つのケースだけ。


・自衛戦争

・国連安保理で承認された戦争


今回アメリカは、ベネズエラから攻撃されていません。

もちろん、国連安保理で承認されていません。

ですから、ベネズエラ侵攻とマドゥロ大統領誘拐は、
間違いなく【 国際法違反 】の【 悪 】です。


各国の首脳がそのことをいうかどうかは、【 大人の事情による 】ということでしょう。

ですが、言論の自由がある日本国の私たちは、
「アメリカがやったことは国際法違反である」ことを
はっきり理解しておく必要があります。

これは【 善悪論 】です。


しかし、今回は【 勝敗論 】でこの問題を考えてみましょう。


2018年10月、ペンス副大統領の「反中演説」から
【 米中覇権戦争の時代 】がはじまりました。

2022年2月、プーチン・ロシアが、ウクライナ侵略を開始。

バイデン・アメリカはウクライナを、習近平・中国はロシアを支援しました。

ですからウクライナ戦争は、アメリカと中国の「代理戦争」ともいえるのです。

さらに、イランはドローンをロシアに提供しています。

北朝鮮は、武器弾薬に加え、一万人以上の兵力を提供してロシアを支えています。


2023年10月、ハマスがイスラエルを奇襲し、1000人以上を虐殺しました。

そして、イスラエルvsハマスの戦争がはじまりました。

ハマスの背後にはイランがいて、イランの後ろには中国・ロシアがいます。

そして、イスラエルの後ろには、アメリカがいます。

要するに、中東戦争も、アメリカと中国の「代理戦争」といえるのです。


こう見ると、中国、ロシア、北朝鮮、イランは、
【 独裁ランドパワー同盟 】を形成していることがわかります。

これに対し、バイデン時代のアメリカは、日本、欧州、オーストラリア、イスラエル、
ウクライナなどと、【 民主シーパワー同盟 】を形成していました。

「民主シーパワー同盟」の全参加国が「シーパワー」ではありません。

しかし、主要国アメリカ、イギリス、日本、オーストラリアなどは、「シーパワー」。

ですから、「民主シーパワー同盟」と呼んでも大丈夫でしょう。


トランプの時代になって、大きな変化がありました。

トランプは、ロシアとの和解を目指しています。

これ、ものすごく肯定的に解釈すれば、「中国とロシアを分断し、
ロシアをアメリカ側に引き寄せようとしている」ともいえるでしょう。

そうはいっても、民主党議員も共和党議員の多くも、
もはや「トランプは対ロシアで戦略的に動いている」とは考えていません。

理由は、トランプがあまりにもプーチンの言いなりで、
「ロシアの代弁者」として行動しているからです。

正直いうと、トランプが「こんな感じになること」は、
彼が再選した時点でわかっていました。

ですから、メルマガの読者さんやパワーゲーム会員の皆さんは、
トランプがプーチンの言いなりでも、驚いていないでしょう。

何はともあれ、トランプは、ウクライナを見捨て、
プーチン・ロシアとの和解を目指しています。


問題は、本丸の中国です。

皆さん、トランプが最近、中国に対し弱気なことに気づいておられるでしょう。

理由は、習近平がレアアースを武器として使うようになったこと。

昨年4月、トランプは、「中国製品への関税を145%に引き上げる!」と宣言した。

すると、習近平は、「レアアースの輸出を制限する!」と宣言した。

それで、アメリカ国内の自動車生産が止まってしまった。

困ったトランプは翌5月、「中国製品への関税を115%引き下げる!」と
TACOしたのです。


以後、トランプは、中国に対し厳しい言動や措置を行わなくなりました。

そう、習近平は、「アメリカのアキレス腱」に気づいてしまった。


とはいえ、トランプは、喜んで習近平に従っているわけではありません。

トランプは、レアアースのせいで習近平の「いいなり」でいる状況が気に入らない。

それで、日本、オーストラリア、東南アジア諸国などに、
「一緒にレアアース開発しようぜ」と提案している。

彼はグリーンランドやウクライナのレアアースも狙っています。

(グリーランドには、全アメリカ合衆国を上回る量の
レアアースがあるといわれています。)


「米中覇権戦争」の視点で見ると、「ベネズエラ大統領誘拐」は、どうなのでしょうか?

中国を中心とする「独裁ランドパワー同盟」の核は、中国、ロシア、北朝鮮、イランです。

しかし、その他にも「独裁ランドパワー同盟より」の国々がいるのです。

たとえば、ベラルーシ、アサド時代のシリア、タリバンのアフガニスタン、
ミャンマー軍事政権など。

そして、マドゥロ大統領のベネズエラも、間違いなく
「独裁ランドパワー同盟」の一員でした。


トランプは、「レアアース問題」があるので、中国に強い態度をとれなくなっている。

そこで目をつけたのがベネズエラです。

ベネズエラは、南米一の産油国で、埋蔵量は世界一といわれる。

そして、原油の80%以上を【 中国に輸出している 】のです。

トランプは、この【 親中ベネズエラ 】を叩き、
「独裁ランドパワー同盟」から【 強制離脱 】させる。

具体的には、【 親米傀儡政権 】を樹立し、
埋蔵量世界一の【 石油利権を独占 】する。


ちなみ「独裁ランドパワー同盟」の政権が崩壊したのは、
ウクライナ戦争がはじまった後、二カ国目です。

一カ国目は、シリアのアサド政権でした。

アサド政権は2024年12月に崩壊。

アサドは、モスクワに逃げました。


というわけで、「米中覇権戦争」と「勝敗論」でみれば、
トランプ・アメリカの「マドゥロ誘拐」は、


【 中国陣営への大打撃 】


だったことがわかるのです。

ちなみに、次に狙われる「独裁ランドパワー同盟」のメンバーは、
【 イラン 】になるでしょう。


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★清田先生からのメール


北野幸伯様

いつもメルマガや書籍から学ばせていただきありがとうございます。

新年のメルマガは「根拠ある楽観」的な内容で心が明るくなりました。

北野様も書かれていますが、事実に基づいた北野様の分析が土台になっての「楽観」ですので、とても心強く感じました。

ここからの80年間。

楽しみでなりません(*^^*)

さすがに80年後の日本・世界は見届けられなそうですが、後世の日本と日本人のために、現役世代の一人として「何か」を残せるよう行動していこう!と思わせていただきました。


日本古来の理想の「心の在り方」は「清明心」と言われるそうです。

「清く、明るく、素直な心」

日本がずっと大事にしてきた心・感性は現代の日本社会をより良いものにし、世界の平和と調和のためにも必須だと思えました。

この心を肚に据えて、北野様から学ばせてもらった知識と知恵を今年も授業づくりに活用させていただきます。


★北野から

清田先生、ありがとうございます!

科学技術の進歩は目覚ましいので80年後の世界を見ることができるかもしれません。

私もがんばって生きて、「日本の自立」と「和の世界」を見たいと思っています。


★北野への応援メールは

tjkitanojp〇yahoo.co.jp

(〇を@にかえてください。)

まで。


▼▼「編集後記」へ
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★編集後記


皆さん、年末年始は、どう過ごされましたか?

私は、家にいました。

小5の息子が「紅白みたい!」というので、紅白をみました。

3年連続です。

その後、近所の神社に初詣に行きました。


1月3日、私、妻、中3の娘、小5の息子で江の島に行きました。

新宿から特急ロマンスカーで片瀬江の島駅まで一本で行けます。

着いたら、徒歩で橋を渡って江の島にむかいます。

1月3日だというのに、ものすごい人でした。

だいたい、日本人6割、外国人4割といった感じでしょうか。


「日中関係が悪化した、中国観光客が来ない。
困った!困った!」


とマスコミは大騒ぎしていますが。

江の島に関しては、全然困っていないようです。

人がものすごくたくさんいたのですが、
「オーバーツーリズム」という感じでもないのですね。

「ちょうどいい感じ」で人が山ほどいる。

ですから、江の島に関しては、中国からの観光客が減って、
「むしろ適正化されたのではないか」と思いました。


さて江の島は、小高い山になっています。

神社がたくさんあります。

驚いたのは「エスカレーター」があること。

しかもそのエスカレーターが、「デパートにあるようなエスカレーター」なのです。

子連れの観光客にとって、「エスカレーターで山登りができる」というのは、
すごい魅力です。

もちろん、私たちもエスカレーターで登りました。


頂上につくと「江の島シーキャンドル」という、展望台があります。

とても高く、景色がすばらしかったです。

着いた時、ちょうど「日の入り直前」でした。

たくさんの外国人が、座って日の入りを待っています。

日の入りは、4時40分ぐらいでしたが、その時間になるとみんなスマホをかざして、
写真を撮っていました。

そして、太陽の反対側には、大きな満月が出ていて、こちらも美しかったです。


下りは、エスカレーターがなく、徒歩で帰ります。

途中で、「日本初のフレンチトースト専門店」といわれる「LONCAFE」に入り、
フレンチトーストを食べました。


LONCAFE

行列があり、30分ぐらい待ちました。

かなりおいしかったです。


下までおりて、江の島ホテルの温泉に入り、またロマンスカーで帰りました。

幸せな一日でした。


28年間モスクワに住んでいた私は、日本国内を旅したことがほとんどありませんでした。

それで、日本に戻ってからは、なるべく国内を旅行するようにしています。


江の島はとても美しく、日本に住んでいるありがたさを感じました。

そして、日本を旅していつも思うのは、「安全である」ことです。

外国にいくと、常に軽い緊張感があります。

油断すると物を盗まれたりするからです。

日本は、ほぼ盗まれないどころか、落としたものがかえってくることも多い。


「安全」は日本の資産なので、「守って行かなければ」と思いました。


北野幸伯


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