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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.512_2


                       2025/12/20


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★「年収の壁」引き上げと「利上げ」で日本経済はどうなる?



全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

日本経済に関わる二つの出来事がありました。

「年収の壁」と「金利」が引き上げられたことです。

それぞれ見てみましょう。

まず「年収の壁」から。

「増税クソメガネ」と呼ばれた岸田さんと石破さんは、【増税路線】でした。

国民は、その残酷さに激怒していたのです。

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日本の国民負担率は46.2%で、すでにほぼ五公五民。

疲弊してふらふらの国民に、追い打ちドロップキックをくらわそうとする岸田さんと石破さん。

国民の怒りは、頂点に達していました。

結果、2024年10月の衆議院選挙で、自民党は惨敗。

大勝したのは、【 手取りを増やす! 】(=減税)を掲げた国民民主党でした。

国民民主は、議席を4倍化させています。

そして、国民民主党の看板政策が、所得税がかかる最低ライン「103万円の壁」を「178万円まで引き上げる」ことだったのです。

2024年12月、自民、公明、国民民主3党の幹事長は、「国民民主党の主張する178万円を目指して、来年(2025年)から引き上げる」ことで合意しました。


しかし、自民党は【 大ウソ 】をつきました。

自民党は「年収の壁を160万円まで引き上げた」と宣伝しましたが。

【 年収200万円以下の人の壁は 】「160万円まで引き上げられた」という条件つきだったのです。

結局、フルで「壁引き上げ」の恩恵を受けられる人は、働く人の【 5% 】に過ぎなかった。

自民党がついた露骨な【 大ウソ 】。

多くの国民が、石破自民党を見限った原因になったと思います。

メルマガ読者さんの話を聞くと、「私は普段自民党支持者ですが、今回は自民党に入れません」とか「私は自民党員ですが、今回は自民党に入れません」という人が本当に多かったのです。


では、今回はどうなったのでしょうか?

「年収665万円の人まで、年収の壁が178万円」になるそうです。

これで恩恵を受ける人は、働く人の8割だそうです。

この件で感謝したいのは、国民民主党と高市総理です。

前回、自民党が「年収の壁」問題でウソをついた時、息子の小学校では、【 ウソツキは政治家のはじまり 】という言葉が流行っていました。

子供たちは、よく見ています。

国のトップが、合意違反の大ウソをついていたのを、子供たちは知っています。

子供たちは、「ウソつき」になりたくないので、「政治家を目指そう」とは思わないでしょう。

「ウソをつかなくても生きていける職業につきたい」と。

というわけで、平気でウソをついた石破自民は、日本の子供たちにも大いなる悪影響を与えていたのです。


今回、高市さんは「ガソリン暫定税率廃止」「壁を178万円まで引き上げる」件で、約束を果たしました。

そして、政策を提案し、粘り強く交渉をつづけた国民民主党もすばらしいです。

私は、2024年の衆議院選挙、2025年の参議院選挙で国民民主党を支持しました。

昨日、「支持してよかった。ありがとう」と思いました。


さて、年収の壁を178万円まで引き上げた効果ですが、当然手取りが増えて、消費が上向くでしょう。

消費が上向けば生産が増加し、生産が増加すれば、所得が増え。

所得が増えれば、さらに消費が増えるという、「好景気スパイラル」。

この流れをつくることが、経済政策の目的です。

では、好景気スパイラルは生まれるのでしょうか?



▼利上げで高市さんの邪魔をする日銀



高市さんと玉木さんが、壁を178万円まで引き上げることを決めたのは、12月18日。

その翌19日、日銀が「利上げ」を決定しました。

政策金利を0.5%から0.75%まで引き上げることを決めた。

これは、どうでしょうか?

利上げした一般的な説明は、「過度な円安で、輸入品が高く、インフレの原因になっている。利上げで円安を是正すれば、輸入品の値段が下がり、インフレが抑制されるだろう」というものでしょう。

しかし、利上げには「副作用」が伴います。

なんでしょうか?

たとえば、変動金利で住宅ローンを組んだ人は、金利が上がり、月々の返済額が増えるでしょう。

「利上げ」のニュースで衝撃を受けた読者さんも、たくさんいるのではないでしょうか?

これから家を買おうとしている人。

「じゃあ、ローンは変動金利じゃなくて固定金利にしよう」と思うでしょう。

しかし、固定金利も上がります。

そして、金利が上がり、返済額も上がるので、個人や企業が銀行からお金を借りにくくなり、経済活動が停滞します。


一般的に、利上げする目的は二つあります。

一つは、過熱している景気を抑えるため。

二つ目は、ひどいインフレを抑制するため。


日本の景気は、過熱しているでしょうか?

2025年7~9月の実質GDP成長率は、前期比年率マイナス2.3%でした。

過熱しているどころか、マイナスです。

10~12月期がどうなるかは、まだわかりません。

前期比年率プラス1%程度と見込まれています。

日本経済は、過熱どころか好景気ですらない。

こんな時期に、利上げをするのは、まったく理解できません。


「インフレを抑制するために」というのは、一見説得力のある根拠です。

日本のインフレは、現状どうなっているのでしょうか?

2025年11月の消費者物価指数(総合)は、前年比2.9%上昇しました。

内訳をみると、食料(生鮮食品は除く)が前年比7%で、インフレの主因になっています。

私たちが、「インフレだ~~!!」と感じるのも、主に食品を買うときでしょう。

しかし、実をいうと食料(生鮮食品は除く)インフレは、2025年7月の前年比8.3%をピークに、鈍化しています。


そして、もう一つのインフレ要因であるエネルギー価格は、2025年11月、前年比2.5%という結果でした。

エネルギー価格ですが、ガソリン暫定税率廃止、電気・都市ガス代支援策によって抑えることができるでしょう。


そして、食料およびエネルギーを除く総合は、前年比1.6%に過ぎません。


「利上げ」の目的とされる、「インフレ抑制」。

食料価格インフレは、すでにおさまりつつある。

エネルギー価格は、政策で下げることができる。

もっというと、原油価格も下落がつづいています。

WTI原油の価格は、2022年11月84ドル、2023年11月77ドル、2024年11月69ドル、2025年11月59ドルと下がり続けています。


私は何がいいたいのか?

利上げの必要はないし、むしろ日本経済に大きなマイナスになるということ。



▼アベノミクスの悪夢は繰り返されるか?



アベノミクス初年度の2013年、日本には「ようやく暗黒時代から抜け出せる!」という期待感が満ちていました。

この年、日本の実質GDP成長率は2.01%でした。

「異次元の金融緩和」によって、2014年はさらに成長が加速するはずだったのです。

しかし、2014年の実質GDP成長率は0.3%にとどまりました。

何が起こったのでしょうか?

なぜ成長が鈍化したのでしょうか?

答えは、「消費税が5%から8%に引き上げられたから」です。


高橋洋一先生風にいえば、安倍政権は、「異次元の金融緩和」というアクセルを踏みつつ、「消費税を5%から8%に引き上げる」というブレーキを踏んだのです。

結果、アベノミクスは失敗し、暗黒時代はつづいてしまいました。


今回高市さんは、「ガソリン暫定税率廃止」「年収の壁178万円に引き上げ」「高校無償化」「給食無償化」など、「手取りを増やす」政策を次々と打ち出しています。

これはアクセルです。

一方で、日銀は利上げを決めて、ブレーキを踏む。


まさに2014年と同じようなことが起こっています。

日銀の植田総裁は、まだまだ利上げしていく意欲満々です。

高市総理は、「暗黒時代」を抜けることができるのでしょうか?

「早速暗雲が漂ってきた」と言わざるを得ません。

サナエノミクスを成功させるためには、植田さんを呼び出して、「副作用が大きいので、利上げはしばらくやめてほしい」とお願い(要求)するのがいいでしょう。

「日銀の独立性がどうとかこうとか」批判されるかもしれないので、片山さんと一緒に丁寧な言葉でお願い(要求)するのがいいでしょう。


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▼▼「おたよりコーナー」へ
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★安江さまからのメール


北野幸伯様

北野さんのメールは読むたび勇気を与えてくれます。

私のような読者さんがたくさんいると思います。

「自立国家づくり」のための、高度に戦略的・哲学的・論理的・現実的なご活動だと思います。

高市首相に激励文を送りました。

ありがとうございます。


★北野から

安江様、ありがとうございます!

「総理大臣にメールを書こう」と思い実行する人は、ほとんどいないでしょう。

ですから、それをやると、国政に影響を与えることが出来る可能性があります。

これからも、総理にどんどんメールを送って、日本を正してください!


★北野への応援メールは

tjkitanojp〇yahoo.co.jp

(〇を@にかえてください。)

まで。


▼▼「編集後記」へ
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★編集後記


以前お勧めしたドラマ「テセウスの船」、見終わりました。

田村心さんは、ずっと「殺人犯の息子」として、かくれて生きてきました。

お父さんの佐野文吾さんは、元警察官。

北海道・音臼村で起こった無差別毒殺事件の容疑者として逮捕され、収監中です。

心さんは、由紀さんと結婚し、娘の誕生を待っています。

ある日由紀さんは、お父さんが逮捕された事件について、「不自然なところがある。お父さんは冤罪の可能性がある」といいます。

その後、由紀さんは娘を出産した直後に亡くなってしまいました。

心さんは、「父の冤罪が証明できれば、娘は、殺人犯の孫ではなくなる」と考え、真相究明を決意。

事件が起こった音臼村の小学校にむかった心さんは、1989年にタイムリープしました。

はたして心さんのお父さんは、無実なのでしょうか?

無罪だとすれば、真犯人は誰なのでしょうか?

最終話の終盤まで真犯人がわからない、面白いドラマでした。

そして、感情を揺さぶられたのは、心さんとお父さんの文吾さんが、何度も「マヌケな行動」をするところです。

まさに、「犯人の望み通りの行動」をしてしまうのです。

視聴者は、「なんでそんなバカなことを!」と腹立たしく思います。

これは、おそらく製作陣の巧妙な作戦なのでしょう。


@テセウスの船予告。

https://www.youtube.com/watch?v=CbcfQr-9FE4


北野幸伯


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