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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.431
2025/6/17
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★G7サミットでトランプは、ロシアの「代理人」のように発言する
全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
6月17日から、カナダでG7サミットが開催されています。
6月16日、トランプさんが実に興味深い発言をしました。
『読売新聞』6月17日付。
『トランプ氏「G8から放り出されプーチン氏は侮辱を受けた」
「大きな間違いだった」』
〈米国のトランプ大統領は16日、先進7か国(G7)の枠組みからロシアを排除したことは「大きな間違いだった」と述べ、ロシアを復帰させる「G8」を改めて主張した。〉
ーーー
少し思い出してみましょう。
G7、1975年はG5でした。
G5とは、日本、アメリカ、イギリス、フランス、西ドイツのこと。
その後、イタリアとカナダが加わり、G7になりました。
1998年、このグループにロシアが加わり、【 G8 】と呼ばれるようになりました。
当時のロシア大統領は親欧米のエリツィンでした。
しかし、2014年にロシアが追放され、再びG7に戻ったのです。
これについて、トランプさんは、言います。
〈これまでのプーチン氏との会話に言及し、「G8から放り出されて彼は侮辱を受けた。だから彼はG7の他の誰とも話をしないと私に言った。私は彼に賛成する」と語った。〉
ーーー
トランプ曰く、「プーチンはG8から放り出されて侮辱を受けた」そうです。
そして、以下のような認識を示しました。
〈トランプ氏は「ロシアが入っていれば、戦争(ロシアのウクライナ侵略)は起こらなかった」と持論を繰り返し、当時もロシア大統領だったプーチン氏について「敵ではなかった」と擁護した。〉
ーー
トランプは、ロシアがグループに入っていれば、つまりG8でありつづけたら、「ウクライナ侵攻」は起こらなかったと理解しています。
皆さん、この認識、どうでしょうか?
正しいでしょうか?
1分ぐらい考えてみてください。
はい、トランプさんの認識は間違っています。
なぜでしょうか?
そもそも、なぜプーチン・ロシアは、G8から追い出されたのでしょうか?
2014年に起こった「歴史的大事件」が原因でした。
2014年3月、プーチン・ロシアが、ウクライナからクリミアを強奪して併合したこと。
プーチンは、「ロシアとウクライナの間に領土問題はなく、クリミアを併合することはない」と宣言していましたが、平気でウソをつき、クリミア併合を断行したのです。
@@必見証拠 プーチンは「クリミアはウクライナ領」と認めていた。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=1__EPqhMrFQ
そして、プーチンが2014年、ウクライナからクリミアを奪ったとき、ロシアは【 G8 】のメンバーでした。
トランプは主張します。
〈トランプ氏は「ロシアが入っていれば、戦争(ロシアのウクライナ侵略)は起こらなかった」と持論を繰り返し、当時もロシア大統領だったプーチン氏について「敵ではなかった」と擁護した。〉
ーー
プーチンは、G8のメンバーでありながら、遠慮なくクリミアを併合した。
プーチン・ロシアがG8のメンバーであっても、「クリミア併合」を止めることはできませんでした。
では、なぜロシアがG8メンバーだったら、「ウクライナ侵攻を止めることができた」と主張できるのでしょうか?
トランプの主張をまとめると、
・ロシアをグループから追い出したのは、間違いだった
・ロシアを含むG8が存続していれば、ウクライナ戦争は起こらなかった
・ロシアをG8に復帰させるべきだ
ですが、実際は、
・ロシアは、G8にいながら、ウクライナからクリミアを奪った
・だから、G8が存続していたとしても、ウクライナ戦争が起こらなかったとはいえない
となります。
トランプさんの主張は、100%クレムリンの主張と同じです。
彼は、アメリカの大統領なのか、ロシアの外務副大臣なのかわからないような発言をしています。
それで、アメリカでは、「トランプは、ロシアの工作員なのだ」という説が拡散されています。
長くなるので、今回は触れませんが、興味がある方は、こちらの動画をごらんください。
かなり詳しく解説しています。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=NRMWTsNtaGw
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◆PS
既存のマスコミに疑問を持っている。
しかし、どうしてもプーチンやトランプを「英雄」と思えない方。
あなたの「違和感」は正常です。
というのも、現在の日本の情報空間では、「米英情報ピラミッド」と「クレムリン情報ピラミッド」が戦っているのですから。
今のウソまみれの情報空間が嫌で、ネット上で真実を探し、「ついにみつけた!」と思ったら、実は「クレムリン情報ピラミッド」だった。
救われないです。
では、どこに本当の情報があるのでしょうか?
ここにあります。
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★安江さまからのメール
北野幸伯様
ご返事は不要です。
私の感想だけお伝えいたします。
下記の記述がありました。
>>というわけで私の意見は、「憤りはわかりますが、大局を見て、減税路線の国民民主党に入れましょう」です。
このお考えは、仰る通りだと思っております。
そこで、私の感想です。
日本人が最も不得意なのが是々非々だと思っています。
別な表現をすれば、知に基づいた科学的思考が不得手なのです。
私の妻など、感情だけで話しをします。
何故か?
勧善懲悪の道徳観が強いのです。
高齢者だけでなく、意外と若い人にもある気がします。
勧善懲悪の特徴は、人に善人・悪人のレッテルを貼ることです。
その典型が、水戸黄門です。
かつて、草柳大蔵さんという私が好きだった評論家がいました。
草柳さんが次の名言を残しました。
連続テレビドラマ「『水戸黄門』が続いている間は、日本は変わらない。」と。
お若い先生はご存じないかも知れませんね。
「水戸黄門」は、何年前か覚えていませんが、一度終了になりました。
ところが気がついたら、別局で続いていたのです。
そして、今も。
私は、テレビのチャンバラものは見ないのですが、友人の歯科医師が好きで、毎回見ているそうです。
草柳さんの予言は、残念ですが当っています。
私の今の環境を見渡しても、日本が変わるとは思えません。
日本は、強力なリーダーシップ(外圧かも?)がなければ、大衆の力では変わりません。
そういう教育をしているのが、東大法学部が占拠している文科省です。
科学的な普遍哲学を教育すれば、覚醒もあると思いますが、東大法学部ではそれができないと思います。
あくまでも、無学な庶民の意見として受け止めてください。
★北野から
メール、ありがとうございます!
確かに、「是々非々」が苦手な気がします。
100%肯定の「信者」か、100%否定「ヘイト」が多い感じです。
それで、「是々非々で」と主張する私は、バッシングされます。
★北野への応援メールは
tjkitanojp〇yahoo.co.jp
(〇を@にかえてください。)
まで。
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★編集後記
新刊の見本が届きました!
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