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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.412


                       2025/5/16


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★第3の歴史観



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。



@本のPRがありますが、依頼されたわけではありません。



今年2025年は、第2次世界大戦が終わってから80年目にあたります。

8月が近づくと、戦争の話が、テレビ、新聞などでたくさん報じられることでしょう。

私は先の大戦について、いつも二つのことを書いています。


一つは、「善悪論だけでなく、勝敗論でも考えましょう」ということ。

日本政府も日本国民も、「なぜ先の大戦に負けたのか?」を
しっかり分析していません。

「日本が悪かったから」「日本人は悪い民族だから」という
「自虐史観」で「勝敗論」まで片づけてしまいます。

つまり、「日本が悪かったから負けたのだ。以上!」と。

いえ、日本が悪いから負けたのではないでしょう。

植民地をつくったのが「悪」だというのなら、世界一の極悪国家はイギリスです。

植民地をつくるのは悪なのだから、イギリスは、負けるはずでしょう?

ですが、イギリスは勝ちつづけ、
世界最大の植民地帝国をつくることに成功しました。

日本は、「悪かったから負けた」のではありません、

当時のリーダーたちが、「負ける決断をしつづけたから」負けたのです。

私たちは、当時のリーダーたちが、「いつ」「どこで」
「どのような負ける決断をしたのか」しっかり分析すべきです。

でなければ、「また敗戦」になってしまいます。


二つ目、「善悪論」では「自虐史観を捨てましょう」です。

日本は、何が悪いのでしょうか?

「植民地をつくったのが悪い」というのなら、一番悪いのはイギリスです。

日本は、ナチスドイツのように、特定の民族を絶滅させようとしませんでした。

アメリカのように、原爆を投下して、空前絶後の大虐殺をしませんでした。

日本は、確かに悪いこともしたでしょう。

しかし、イギリスやナチスドイツやアメリカより悪い国、悪い民族なのでしょうか?

私は、全然そう思いません。



ちなみに、「自虐史観を捨てる」ことは、
「日本は全然何も、一切悪いことをしなかった」と開き直るのとは違うと思います。

第二次世界大戦を熱心に研究されている早坂隆先生は、


◆『戦争の昭和史』

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の中で、こう書いておられます。



〈歴史観とは人間の根源である。

そして、歴史観とは国家の土台である。

国家を国家たらしめるのは、健全な歴史観である。

にもかかわらず、日本では「祖国の歴史」が蔑ろにされている。

あまりに偏った歴史教育は、社会を根本から傾かせる。

自虐史観でも自賛史観でもなく、まことの自国史と誠実に向き合う
歴史教育を取り戻さなければならない。

史実に立ち返られなければならない。〉(p4~5)
ーー



「自虐史観でも自賛史観でもなく」


「自賛史観」という言葉は、はじめて聞きました。

自虐史観を卒業した人が、「日本は100%全然悪くなかった!」
と極端に触れてしまうことなのでしょう。

自虐史観に染まる必要はありませんが、極端な自賛史観も問題かもしれません。


旧約聖書を読むと、壮絶な歴史(神話も)が書かれています。

最初の人類であるアダムとイブは、早速神様に逆らって、
エデンの園から追い出されました。

二人の長男であるカインは、次男アベルを殺しました。

偉大なダビデ王は、優秀な部下の妻に惚れてしまいました。

それで部下を前線に送って殺し、部下の妻を自分のものにしました。

偉大な王ソロモンには、妻が700人、側室が300人いたそうです。

ユダヤ人は、こういう「黒歴史」を隠すことなく公開し、子孫たちに伝えています。


私たちも、早坂先生がおっしゃるように、「自虐史観」でも「自賛史観」でもなく、
きちんとした「史実」を学ぶべきなのでしょう。


「・・・・・・・・でも、どこで自虐史観でも自賛史観でもない
史実を学ぶことができるのでしょうか?

たいていどっちかに偏っていると思いますが」


早坂先生から学ぶのがいいでしょう。


◆『戦争の昭和史』

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の内容を見ると

第1章 日本統治下の生活 

パラオ、台湾、韓国


第2章 日中戦争

盧溝橋事件と上海戦


第3章 軍人たちの戦い

もう一つのユダヤ人救出劇 樋口季一郎の功績

ガダルカナルの戦い

ペリリュー島の戦い

台湾の村を救った海軍兵士


第4章 特攻隊

神風特別攻撃隊

人間魚雷「回天」

水上特攻兵器「震洋」

人間機雷「伏龍」


第5章 空襲と終戦

東京大空襲

原子爆弾

終戦


第6章 ソ連の侵攻

樺太・集団自決事件

占守島の戦い


第7章 軍事裁判

東條英機の最期

BC級裁判


第8章 抑留

シベリア抑留

カザフスタン抑留

モンゴル抑留


となっています。

まさに、自虐史観でも自賛史観でもない、公平な内容だと思います。

私自身知らない話がたくさんあり、大変勉強になりました。


私の父方の祖父は、満州で戦死しました。

祖母は、一人で4人の子供をを育てあげました。

母方の祖父は開戦時、フィリピンで事業を営んでいました。

しかし、米軍が攻めてきたので山に逃れました。

祖父、祖母、私の母は生き残りましたが、母の小さかった弟と妹は、
山の中で亡くなりました。

私の親戚も、当時誰の家にも起きた、悲劇を通過しています。

私たちも、その歴史を忘れるべきではないでしょう。


戦後80年、当時を知っている人は、どんどん少なくなっています。

そんな中、早坂先生が、たくさんの証言を基に、
当時あったことを正確に残そうとと尽力されていること、本当に感謝です。

皆さんも、是非早坂先生の本から、史実を学んでみてください。


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◆PS

既存のマスコミに疑問を持っている。

しかし、どうしてもプーチンやトランプを「英雄」と思えない方。

あなたの「違和感」は正常です。

というのも、現在の日本の情報空間では、
「米英情報ピラミッド」と「クレムリン情報ピラミッド」が戦っているのですから。

今のウソまみれの情報空間が嫌で、ネット上で真実を探し、
「ついにみつけた!」と思ったら、実は「クレムリン情報ピラミッド」だった。

救われないです。

では、どこに本当の情報があるのでしょうか?

ここにあります。

http://in.powergame.jp/kipg_2503_tora?cap=kmag

是非参加してみてください。


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◆『プーチンはすでに、戦略的には負けている 
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すでに読まれた方は、アマゾンにレビューを投稿していただけると、
とても助かります。

なにとぞよろしくお願いいたします。



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★福岡様からのメール


北野さま

お祖母さま、戦後の混乱期に大変なご苦労をされたのですね。

私の親戚も満州で戦死していますが遺骨収集が進んでいないのが残念です。

約25万人が亡くなっているようですね。

「あんぱん」5月8日の情感溢れるシーンは凄かったですね。
https://x.com/asadora_nhk/status/1920328794810036433

思わず目頭が熱くなりました。

豪ちゃんの半纏の朝田家の家紋は麻の葉ですが、魔除けの意味があります。
https://x.com/asadora_nhk/status/1919678792924385657

鬼滅の刃の禰豆子の着物も麻の葉模様です。

豪ちゃんには弾除けになってくれればいいのですが。

今週は三女のメイコ(原菜乃華さん)の出番も増えるようですが、
「すずめの戸締まり」の声優さんでもあったので、
高知ロケでは南海トラフの戸締りもお願いしたいです。


★北野から

父方の祖母、父も、母方の祖父母も、母も、戦争で苦労しました。

しかし、その苦労は、当時「どこにでもある苦労」だったでしょう。

私たちは、二度と戦争をしない、させないという決意と共に、
強さと賢さを持つべきだと思っています。



★北野への応援メールは

tjkitanojp〇yahoo.co.jp

(〇を@にかえてください。)

まで。


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