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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.372
2025/2/13
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★北野の「変わった人生」の秘密
全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
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現在54歳の私は、かなり変わった人生を送ってきました。
1970年長野県松本市生まれ。
松本深志高校を卒業し1990年、19歳でソ連外務省付属
モスクワ国際関係大学に留学しました。
この大学、日本ではあまり知られていませんが、
ソ連(後ロシア)の外交官養成機関です。
ロシアのラブロフ外相、アゼルバイジャンのアリエフ大統領、
カザフスタンのトカエフ大統領などが卒業しています。
1991年12月、ソ連崩壊。
私は、もちろん現地でこの歴史的大事件を目撃しました。
1992年、私は「国家崩壊すると一般人はどうなるのだろう?」と興味を持ち、
反体制派詩人レオノビッチ家に長期ホームステイすることにしました。
1996年、日本人で初めてモスクワ国際関係大学を卒業。(政治学修士)
1996年、私は同大学の同年サンジ・エンヤエフ君と知り合います。
彼は、カルムイキヤ自治共和国のイリュムジーノフ大統領のいとこでした。
それで、彼経由で大統領と知り合い、顧問にしてもらいました。
その際私は、
・日本からカルムイキヤに投資を呼び込む
・日本から最新の農業技術をもってきて、カルムイキヤの農業を大復活させ、
なおかつ砂漠化を止める
(カルムイキヤは、砂漠化が深刻です。)
・日本の仏教界とカルムイキヤの仏教界を結びつけ、
カルムイキヤ仏教界を大復興させる
(カルムイキヤはカスピ海沿岸にある自治共和国ですが、
チベット仏教を信仰しています。)
などとプレゼンして、採用されました。
(ちなみに、イリュムジーノフ大統領は、モスクワ国際関係大学出身の先輩で、
日本語を学んでいました。)
しかし、これらの壮大なプロジェクトは、すべて「企画倒れ」になりました。
ロシア経済は、「大底」にまっしぐらに落ちていたのです。
新生ロシアのGDPは、1992年から1998年までに、なんと43%も減少しました。
1998年、ロシア政府はデフォルトを起こし、いわゆる「国家破産」状態になりました。
そして、私自身も「一文無し」になったのです。
「バブルの子」だった私は、生まれて初めて「お金の大切さ」を痛感し、
「自分の基盤」が必要であることを理解しました。
1999年、私はメールマガジン『ロシア政治経済ジャーナル』を創刊。
400部からのスタートでしたが、今見たら59729部でした。
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現状、発行部数でメルマガ配信最大手「まぐまぐ」さんで、9位のメルマガになっています。
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メルマガ創刊後、私は仲間たちと、ロシア総合情報サイト『ロシア情報ステーション』、
企業向けロシア情報誌『ロシア政治経済アナリス』などを立ち上げました。
2000年代初め、私は、親友Y氏の紹介で、
ロシア政府中枢にいる人物Z氏と知り合います。
Z氏は極めて親日的な人で、なおかつ大戦略的に物を見る人でした。
Z氏は当時すでに、「中国は超大国になる。ロシアは日本と組んで、
中国の台頭を抑えなければならない」との信念をもっていました。
そのころロシア内では、親日派と親中派が争っていたのです。
(結局、親中派が勝ったのですが。)
2003年、私はZ氏、Y氏と共に、ロシア投資コンサル会社『IMT』を立ち上げました。
当時の日本人、日本企業にとって、ロシアは今以上に
「わけのわからない国で怖い」と思われていました。
それで、現地に住む日本人が間に入ってくれることは、ウエルカムだったのです。
IMTは、びっくりするような複数の大企業から依頼を受け、
順調に発展していきました。
しかし、2004年、大きな転機が訪れます。
出版依頼がきたのです。
私は2005年1月、初めての本『ボロボロになった覇権国家アメリカ』を出版しました。
この本、一言でいえば、
「アメリカ発の危機が起こり、アメリカは没落しますよ」という本です。
皆さんご存知のように、この本から3年後、
アメリカ発の危機が起こり、アメリカは没落しました。
一冊目の本を出すと、すぐに2冊目、3冊目の依頼がきました。
私は、出版の影響力の大きさに驚き、「執筆で生きていけないか?」と考え始めます。
そしてその時、メルマガの広告収入は、月200万円を超えるようになっていました。
それで、「こっちの方が楽しそうだぞ」と思い、
徐々にその他の事業を整理していったのです。
ちなみに私の恩人Z氏は、2003年末に亡くなりました。
Z氏のお葬式で、Z氏の上司X氏が声をかけてきて、仲良くなりました。
X氏は2004年頃、2000年に大統領になったプーチンについて
「彼はなかなか有能なイスパルニーテリだ」と語っていました。
「イスパルニーテリ」というのは、日本語で「執行者」と訳されます。
要するに、「有能な雇われ社長」といった意味です。
その言葉を聞いて、「嗚呼、M氏はプーチンより上なのだ」と思いました。
今は、絶対権力者、完全独裁者になったプーチンも、
最初からそうだったわけではありません。
彼は当初、旧KGBの長老軍団から指示を受け、
「売国奴」(と彼らが思っていた)エリツィンとユダヤ系新興財閥軍団から
権力を奪うために動いていたようです。
私は、親友のY氏と、M氏の研究所に通うようになり、
いろいろと世界の裏話を聞くようなりました。
2008年、私は、ロシア人とウクライナ人のハーフの女性と結婚しました。
知り合ったのは1998年、一文無しだったときです。
一文無しの私は一時期、日本のテレビ局のモスクワ支局で翻訳の仕事、
日本の大手広告代理店のモスクワ事務所で通訳の仕事をしていました。
広告代理店の通訳をしていた1998年9月、
日本からモスクワに「夕鶴」というオペラがやってきました。
彼女(現在の妻)は当時大学院生でしたが、ロシア語日本語の通訳として、
バイトをしていたのです。
2011年長女が、2015年長男が生まれています。
2010 年代、私は集英社さんから『プーチン最後の聖戦』
『日本自立のためのプーチン最強講義』『クレムリンメソッド』、
3冊の本を出版しました。
さて、ロシアはその後、おかしな方向にむかっていきました。
2014年、ウクライナからクリミアを奪って併合したことが、
大きな(悪い)転換点だったようです。
その頃から言論弾圧は、どんどんひどくなっていきました。
2017年、反汚職基金の創設者で、ロシア一の政治系ユーチューバー、
アレクセイ・ナワリヌイが、メドベージェフ首相の汚職を暴露。
それがきっかけで、ロシア全土で大規模な反政府デモが起こりました。
「動画一本で、この規模のデモが起こせるのか!」
と驚愕したクレムリンは、ネット規制に乗り出します。
そして、2017年末頃、私が普段使っている
日本のいくつかのサイトが見れなくなりました。
私は、日本帰国を検討し始めます。
27年モスクワに住み、すべての基盤がそこにあった私は、迷いました。
かなり時間をかけて、ロシアの未来を分析した結果、
この国の未来は「お先真っ暗」であるという結論に達しました。
それで2018年、家族を連れて、日本に完全帰国したのです。
妻は日本行きに反対でしたが、ウクライナ戦争がはじまると、
「あの時日本に来て、本当によかった」と感謝するようになりました。
私の人生は、こんな感じです。
「北野さんは、運がいいですね」といわれます。
たとえば、1996年に知り合ったサンジ君が、
イリュムジーノフ大統領の従兄弟だったこと。
1999年、黎明期のメルマガに参入したこと。
Z氏やX氏、O社長、M先生などと知り合ったこと。
2000年代初めにロシアの石油、ガス株に投資したら、
その後2008年まで株価が上がりつづけ大儲けできたこと。
2008年夏に株を全部売って現金化したら、
夏にリーマンショックが起こったこと。(勝ち逃げ)
モスクワに住んでいながら、たくさん本を出せたこと。
ロシアがウクライナに侵攻する前に完全帰国したこと。
(残っていたら、戦争反対の私は逮捕されていたでしょう。)
などなど。
実際、私自身も「運がいい」と思っています。
ところで、運がいいのは、「生まれつき」でしょうか?
そうではないのです。
私は、子供のころ、トラックにひかれたことがあります。
中学校の時は重病にかかり、あだ名は「はっけつ君」「じんえん君」でした。
ソ連に留学したら、翌年その国がなくなった。
これは、どう見ても、「運がめちゃくちゃ悪い」でしょう。
ですが、後で運がよくなったのです。
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★清田先生からのメール
北野幸伯様
いつもメルマガや書籍から学ばせていただきありがとうございます。
メルマガで紹介されていた3冊の本のうち2冊を購入しました。
1、『マスターの教え』
2、『運命を拓く: 天風瞑想録』
昨日、1が届き、今朝までに一回読み終えました。
なんだか、不思議な感覚です。
・本当に成し遂げたいことは「言わない」
・三つの心があり、「内なる心」の力の使い方
・言葉によって「心」に栄養を与える
など、理解できた(印象に残った?)ことから実行してみます。
これまでも自己啓発に関する本を読んできました。
・斎藤一人さん
・小林正観さん
の本は繰り返し読んでいます。
お二人の本はどちらかというと「想いは持たない」をおススメしているように感じます。
しかし、「マスターの教え」では明確な目標を描く必要性に言及されています。
中学生にキャリア教育を実施しているのですが、「夢を持て」と強制しないようにしています。
中学2年生、14歳の人達に、生涯を貫く仕事や夢を全員が必ず持たねばならない…は厳しい注文だと感じるからです。
最近は、キャリアの考え方として、
・山登り型(いま、夢がある人向け)
・川下り型(いま、夢がない人向け)
の二つが提唱されているのを見つけたので、生徒たちにも伝えました。
山:川=2:8くらいが現実です。
川下りは「目の前にあること、頼まれたこと」などを全力でこなしていると、自然に海=ゴール=夢?に向かえるよ!という考え方です。
自分自身も、マスターの教えと「斎藤一人さん・小林正観さん」の教えについて、もう少し深く考えてみて、矛盾が自然と解消するような「肚落ち」観が得られるところまで、思考を練りたいと思っています。
国際情報や国際関係だけではなく、生き方、意識の持ち方・向け方についても教えていただき感謝しています。
寒さが厳しいですので、ご自愛ください。
これからもたくさん学ばせていただきます!
★北野から
清田先生、ありがとうございます!
・山登り型(いま、夢がある人向け)
・川下り型(いま、夢がない人向け)
イチローさんや大谷翔平さんは、子供のころから目標が定まっている、
「山登り型」なのでしょう。
しかし、そんな人は「超少数派」だろうと思います。
夢がない人は、「川下り型」でいいと思います。
★北野への応援メールは
tjkitanojp〇yahoo.co.jp
(〇を@にかえてください。)
まで。
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