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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.350


                       2025/1/13


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★「日本の未来は明るい」という確信はどこからくるのか?



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。



まずお知らせから。

昨年12月に「非常戒厳」を宣言したユン大統領。

その後弾劾決議が可決され、現在職務停止状態になっています。

ユン大統領は、韓国には超稀な「親日大統領」です。

彼が失脚すれば、「共に民主党」の反日大統領が誕生する可能性が高い。

そうなれば、また従軍慰安婦問題や徴用工問題を蒸し返してくる可能性が高い。

「嗚呼、またか・・・」

私も近未来を思い、胃が痛くなります。

しかし、それでも日本が韓国を切れない【 地政学的理由 】とは何でしょうか?

動画で解説しています。

https://in.powergame.jp/kipg_vsl_2501?cap=kmag
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では、本題。

私は、1990年から2018年までモスクワに住んでいました。

私がモスクワに留学した時、日本はバブル最最末期。

それで私は、元気だったころの日本を覚えていて、
元気がなくなっていく日本のことをあまり知りません。


2018年に戻ってみると、いわゆる専門家の先生たちも、
マスコミも、「日本の未来はお先真っ暗だ」という意見で一致していました。

なぜ?

一番の理由は、少子高齢化問題でしょう。

そして、経済音痴の財務省にコントロールされた経済音痴の総理大臣が、
「増税路線」「緊縮路線」をつづけたことで、日本経済が世界一低成長の国に
なったことも大きいでしょう。

毎度書いていますが、日本の一人当たりGDPは1988年世界2位でした。

それが今では、32位まで下がっている。

自民党増税派の政権がつづけば、日本の一人当たりGDPは
40位、50位、60位とますます下がってしまう可能性もあります。

そして石破さんは、まだまだ増税する意欲満々なのです。


というわけで、国民が「日本はお先真っ暗だ」と感じてしまう理由はわかります。

しかし、私は「日本の未来は明るい」と確信しています。

なぜでしょうか?


ときどき、昔のことを思い出すのです。

私の小学校で先生は、宿題や持ち物を忘れた子供を、
げんこつでガツンと叩いていました。

先生が、教室でたばこを吸っていました。

たばこは基本どこでもOKで、電車内でもバス内でもスパスパ吸うことができました。

私の中学校は荒れ放題で、体育の先生は自衛のために
竹刀をいつも持ち歩いていました。

廊下では、先輩が堂々と、後輩から金を巻き上げていました。

しかし、誰もそのことを問題視することはありませんでした。

会社の入社歓迎会では、ビールを一気飲みすることや、
一芸を強要されました。(私は、日本で就職していませんが。)


とにかく、今の基準からいえば、
パワハラ、モラハラ、セクハラだらけの世の中でした。

それでも私たちは、「おかしい」とは一ミリも思わず、
結構楽しく暮らしていたのです。


今はどうでしょうか?

どこかの先生が、生徒を少しでも殴れば、全国ニュースに出てクビになります。

学校でも会社でも暴言を吐いたり、セクハラをすれば居場所がなくなります。

こういう傾向はますます強まっていて、ジャニーズでも、
宝塚でも、松本さんでも、中居さんでも、「例外はない!」という感じになっています。

私自身も「気をつけなければ・・・」と思うと同時に、「いい傾向だ」と思います。


つまり、私が「日本の未来は明るい」と確信しているのは、
「過去と比べてどんどんマシになってきているから」です。


こういう感覚を実感できるドラマがあります。


『不適切にもほどがある!』です。


中学校教師の小川市郎さんが1986年から2024年にタイムスリップする話。

1986年、私が高校生だったころの「リアル」が見事に再現されています。

私は、「懐かしい」と思うのですが、若い人が見たら「地獄だ!」と思うのでしょう。

教室でたばこを吸う先生。

セクハラ、モラハラ、パワハラが止まらない発言。

バットで野球部員の尻を叩く顧問。

などなど。


2024年を見て1986年に戻ってきた小川先生は、中学生にいいます。


「お前らの未来はおもしれえから。

俺みたいな不適切な暴力教師はいなくなるし、
つるっとした(=スマホ)のでウーバーよんだら、家でビッグマック食える。

そんな時代でも、大人は子供に、
『こんな時代に生まれたかわいそうだな~』ていうんだよ。

そんな大人の話は聞かなくて結構!」


これは、1986年から2024年に行ってきた小川先生が、
日本がよくなることを確信して語った言葉です。

私は、この言葉を聞いて、「本当にそのとおりだ」と思いました。


今の話、「もう少し詳しく知りたい」という方は、
『不適切にもほどがある』の1話をTverで見てください。

ただ、小さい子供とは一緒に見ない方がいいです。

子供に見せるには不適切な場面があるので。


そして、私が共感した小川先生の言葉はこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=YqMHkJMlMCI

『不適切にもほどがある』の予告編。

https://www.youtube.com/watch?v=0vzRbfLkX-c


なにはともあれ、日本の未来は明るいです。

もちろん「明るくする努力」も必要ですが、
その前に、「明るくなる」と確信しましょう。

なぜなら、それは事実だからです。


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とても助かります。

なにとぞよろしくお願いいたします。


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★上村さまからのメール


北野先生

上村です。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

直前で申し訳ありませんが、今夜以下の番組が放送されます。

◆映像の世紀バタフライエフェクト 選 CIA 世界を変えた秘密工作
1月6日 月曜 22:00 -22:45 NHK総合1

去年2月放送の「CIA」をアンコール放送。アメリカの懐刀として、世界中で秘密工作を仕掛けてきたCIA。

公開された文書と残された映像から知られざる歴史に肉薄する。

アメリカ大統領直轄の情報機関「CIA」は、戦後のアメリカ外交を陰で支えてきた。世界の民主化支援という大義の下、他国へ工作員を派遣、秘密工作を仕掛けてきた。

イランでは、巧みな世論操作で政権を転覆させ、莫大な石油利権をアメリカにもたらした。

ソ連の衛星国ハンガリーでは、ラジオを使って反体制運動をあおった。

南米チリでは、社会主義政権を親米政権に転換させたクーデターに関与した。


もうひとつ、裏向きのネタです。

「旧約聖書の物語の舞台は、パレスチナではなくアラビア半島西部のアシール地方だった」と主張している本があります。

発売されて随分経ちますが、研究の現状はわかりません。

これが本当なら大変なことですが…

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書評
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorient1962/31/2/31_2_177/_pdf/-char/ja

どなたかがまとめたブログ
旧約聖書アラビア半島起源説(1)
https://ameblo.jp/damedamewanko2/entry-12445887094.html

旧約聖書アラビア半島起源説(2)
https://ameblo.jp/damedamewanko2/entry-12445946489.html


★北野から

上村さま、ありがとうございます!

CIAの話、「NHK+」でこれから見させていただきます。

面白そうです。



★北野への応援メールは

tjkitanojp〇yahoo.co.jp

(〇を@にかえてください。)

まで。


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