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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.347


                       2025/1/7


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★野田さんの本音は、消費税率倍増を決めたころから
変わっていないことが判明




全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。



私が100万回同じことを言っているせいか、
最近「日本最大の問題は、政府が【 大増税路線 】
であることだ」というのが、国民のコンセンサスに
なってきている気がします。

そうなんです。

大蔵省は1990年、不動産取引の総量規制を行い、
日本のバブルを潰しました。

大蔵省は1997年、消費税率を3%から5%に
引き上げさせ、バブル崩壊後復活しつつあった
日本経済を潰しました。

財務省は2000年代、さらなる消費増税を画策。

しかし、小泉総理が反対だったので、仕方なく
緊縮財政路線を取らせ、「暗黒の20年」を確実にしました。

2011年、東日本大震災で、日本全国が悲しみに
くれている中、財務省は「復興増税」を提案。

「今なら、国民は増税に反対できないだろう」という
大変冷徹な判断がありました。


ここからとても重要です。

2012年、日本の総理大臣は、
現在【 立憲民主党党首 】の野田さんでした。

ちなみに野田さん、総理になる前は財務大臣、
その前は財務副大臣だった。

そんな野田さんは、
【 消費税率を5%から10%に倍増させる 】
ことを決めた総理です。

野田さん、なんとなく誠実な感じがしますし、
重厚で軽薄な感じがしません。

人柄のよさが、顔からも声からも
にじみでているような感じもします。


しかし事実として、
現在立憲民主党の党首をされている野田さんは、
【 消費税率を倍増させることを決断した人物 】なのです。

岸田さんは【増税クソメガネ】と呼ばれていましたが、
野田さんも【 大増税王 】と呼ばれても仕方ない
「実績」があります。


野田さんが決めた「消費税率倍増」の3党合意に従って、
2014年2019年に消費税を上げたのは、
安倍さんでした。

私は安倍さんが好きなので
あまり批判はしたくありませんが、事実として、
野田さん、安倍さんが「暗黒の30年」を確定させたのです。


私は、先の衆議院選挙で、
「【石破大増税自民党】に入れるのはやめましょう
」と呼びかけました。

さらに、
「【野田大増税立憲民主党】に入れるのもやめましょう」
とも呼びかけました。

そして、「私は減税を掲げる国民民主党に入れます」
と書きました。


結果、自民党は過半数割れ。

石破さんは、岸田さんから引き継いだ
長い増税リストを着々とこなすだけでなく、
「法人税増税」「金融所得税増税」「さらなる消費税増税」
を行いたい。

ですが、少数与党に転落したことで、
大好きな増税実現が難しくなりました。

実にめでたいことです。


国民民主党は、議席を4倍増やしました。

国民は「103万円の壁を178万円まで引き上げる」
国民民主の政策を支持しています。

これで、手取りが75万円増える人が続出するのですから、
当然でしょう。

さらに、103万円の壁を気にして働き控えをしていた
人たちが働くようになり、所得を増やすことができます。

年末の人手不足も解消されて、まさにWIN~WIN。


ところが、財務省は「7~8兆円税収が減る」
としています。

で、マスコミも「財源を示さないのは無責任だ」と。

こういう話を聞くと私は、「〇〇なのかな?」
と思ってしまいます。

「8兆円税収が減る」といいますが、
そのお金は消えてしまうのでしょうか?

そうではありません。

その8兆円は、国民の手元に残るのです。

つまり、国民の手取りが8兆円ふえるのです。

国民はその8兆円をタンスにしまい込んで
使わないのでしょうか?

もちろん、ほとんど使うことでしょう。

つまり消費が拡大する。

消費が拡大すれば、生産する方は生産を増やします。

生産が増え、売上が増えれば、所得が増えます。

所得が増えれば、また消費が増えるでしょう。


8兆円減税 → 消費増 → 生産増 → 所得増 → 
また消費増 → また生産増 → また所得増 → 
またまた消費増 → またまた生産増 → 
またまた所得増 → またまたまた消費増 → 
(以下同じプロセスの繰り返し)


こういう拡大スパイラルをつくるのが、
景気対策のかなめです。

スパイラルのスタートは、減税でもいいし、
公共事業でもいいし、給与増でもいいのです。

財務省の頭の中は、「減税したら税収が減ります。以上!」と、
これで完結してしまいます。

いや、減税したら、国民の手元に8兆円が残るのだから
消費が増えるでしょう、消費が増えたら生産も増え、
生産が増えたら所得が増えるでしょうという話には
なりません。


なにはともあれ、財務省と経済音痴の総理のせいで、
日本の一人当たりGDPは1988年の世界2位から、
2023年の世界32位まで、35年で30位も順位を
下げてしまいました。

まさに【 暗黒の35年 】です。

35年間の結果から、財務省と経済音痴の自民党総理に
任せておいたら、【 暗黒時代が永遠につづく 】ことを、
そろそろ自覚する必要があります。


さて、立憲民主の野田さん。

総理大臣の時は、消費税率を5%から10%に
倍増することを決めた【 大増税王 】です。

この名称、「フェアじゃない!」と考える人もいるでしょう。

あれから13年経って、野田さんは間違いを認めて、
「減税派になっているかもしれない」と。

そんな方は、『FNNプライムオンライン』の1月6日付、

『立憲・野田代表が国民民主党の「103万円の壁」について
「将来世代にとって必ずしもプラスにはならない」』

という記事を熟読してみてください。



〈国民民主党が主張する「103万円の壁」の引き上げを念頭に
「減税だけ言ってればウケはいいが、将来世代にとってプラスに
なるかというと必ずしもそうではない」と述べ、財政健全化も見据えた
「現実的な路線を取ることが将来の政権交代につながると思う」
との立場を示した。〉
ーー


嗚呼、13年前に【 暗黒の30年 】を確定させた
決定をしたころから何も変わっていません。


というわけで、大増税されたくない人は、
立憲民主に入れない方がいいです。

大増税されたくない人は、もちろん
【 石破大増税自民 】にも入れない方がいいです。

大増税されたくない人、減税を実現したい人は、
国民民主党に入れましょう


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