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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.329
2024/11/30
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★北野のお勧めドラマ
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは！
北野です。
今日は、「北野のお勧めドラマ」です。
私のお勧めドラマは、
◆『ミステリと言う勿れ』
です。
基本、もじゃもじゃ頭の大学生、久能整（くのうととのう）君が、
すぐれた洞察力で事件を解決するという内容です。
菅田将暉さんが、久能整君を演じています。
何がこの作品の魅力かというと、久能君は、とてもおしゃべりなのです。
相手の年齢、性別、職業に関係なく、自分の言いたいことを
長時間しゃべりつづけます。
その内容が、「カウンセリング」の役割をはたし、
相手の人生に影響を与えていくのです。
久能君の名言は山ほどあるのですが、たとえば、
「真実は人の数だけあるんですよ」
「でも事実は一つです」
というのがあります。
コナン君は、「真実は一つ！」といいますが、久能君は、
「真実は人の数だけある」といいます。
どうなのでしょうか？
私は、久能君の方が正しいと思います。
「真実は人の数だけあるんですよ」
「でも事実は一つです」
私は、いつもこう考えて世界情勢分析をしています。
たとえば、「ウクライナ戦争」について考えてみましょう。
「事実」は、
「2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し戦争がはじまった。今も続いている。」
です。
この「事実」は、誰もが認めていて、議論はありません。
ですが、この戦争の「真実」には、二つの正反対の主張があります。
私たちというか、世界のおそらく95％以上の人が、
「一方的に侵略したロシアが悪い！」と確信しています。
私自身もその立場です。
ところが、ロシア側にはロシア側の「真実」がある。
それは、たとえば、
「ロシアの警告を無視して、反ロシア軍事同盟NATOを
拡大しつづけたアメリカが悪い！」
とか、
「ルガンスク州、ドネツク州のロシア系住民を迫害しつづけたウクライナが悪い。」
といったものです。
私たちは、「詭弁だ！」と思います。
しかし、私はモスクワに28年住んでいたので、
「NATO拡大に対するロシア側の恐怖は本物」であることを知っています。
「では、どっちが正しいの？」となると、答えは、
「真実は人の数だけある」
ということになってしまいます。
久能君の洞察力もびっくりですが、話す内容がとても興味深いのです。
大人気ドラマだったので、ごらんになった方も多いかと思います。
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まだ１話しかでていませんが、数日後には２話以降がでるはずです。
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いろいろな人にお勧めしましたが、全員から「面白かったです！ありがとうございます」と感謝される珍しいドラマです。
まだの方は、是非ごらんになってください。
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