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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.326

                       2024/11/25


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★スウェーデンからのメール(ロシアとの戦争に備え始めた)



全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


昨日のテーマは、


「ロシアとの戦争に備えるスウェーデン、政府は備蓄を呼びかける」


でした。

これを読まれたスウェーデン在住読者さまからメールをいただきました。

大変興味深い内容ですので、シェアさせていただきます。


【 メールここから▼ 】

〈北野先生、

こんにちは。いつもご洞察の深い配信をありがとうございます。

大いに参考にさせていただいております。

今回はスウェーデンを取り上げてくださってありがとうございます。

ストックホルム在住の者です。

実際にはこの冊子の周辺のできごとを通しての方がスウェーデンの考え方が見えるかも知れないと思い、少しだけ情報共有させてください。


例の冊子は我が家にも届き、一読しました。

中身は報道されている通りなのですが、実はこの冊子は定期的に配られるもので、前回は確かコロナ前に配られています。

内容も似たようなものですが、その頃は今よりは平和だったので戦争に関して直接の記述はあまりありませんでしたが、食糧備蓄や止血方法、避難場所、警報の種類などの記述はありました。

ですのでスウェーデンの市民にとっては冊子が配られたこと自体はそれほど驚くことではありません。


ただ、私が驚いたのは目次の後の本文が始まってすぐの、黄色の枠内(重要なところは黄色でマークされています)での記述です。

スウェーデンが攻撃された際には私たちは絶対にあきらめない。If Sweden is attacked, we will never give up

抵抗が終わったというような情報はすべてフェイクである。All information about the end of the resistance is false
と明記されています。

前の冊子にこれは書いてなかったのです。

少し驚いてスウェーデン人の同僚に聞いたところ、「これは冷戦時のスローガンだった。冷戦時に戻ったということだ」と言ってました。

冊子についてはこのくらいなのですが、実はこの冊子を発行している省庁がMyndigheten f?r samh?lssydd och beredskapというところです。

英語では The authority for public protection and preparednessとなります。

社会防災準備庁といった感じでしょうか。

それが1か月前ほどに新しい名前に変わるとのアナウンスがありました。

新しい名前はずばり、


The Civil Defense Authority 


民間防衛庁ですよ。


しかもこの省庁の長官には軍人が就きました。

このトップ人事は11月1日付の人事異動になっています。

省庁の名前はまだ変わっていないようですが、トップはすでに着任し、組織改革を伴いながら名前をある時点で変えるようです。

私はこのニュースに驚き、手動で充電できる携帯ラジオを購入しました。

そのほかにも新組織、The Authority for Psychological Defense、心理防衛庁ですかね、が2年ほど前に新設されるなどしています。

こうやっていつの間にか戦争体制になっていくのだな、となぜか奇妙に納得しながら暮らしています。

実際に戦争にはならないことを祈りつつ、備えもしつつ……

雪も降りだしたストックホルムからでした。

良い季節になりましたら北野先生もご家族をお連れになってぜひスウェーデンをおたずねください。

一読者より〉

【 メールここまで▲ 】


ここから北野です。

貴重なメール、ありがとうございます!

現地からの情報はいつも貴重です。

スウェーデンが、ロシアと戦争にならないことを、日本から祈念しております。


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★押上さまからのメール


北野様

押上です。

「おたよりコーナー」で、能登半島大地震の被災地の頑張りについて、取り上げて頂き、誠にありがとうございます!

先週、11月17日(日)には、私も今年7月に会員になりました「関西珠洲会」主催で、大阪にて「能登復興応援の集い」がありました。

二次避難で関西に来られている方々もご招待し、石川県珠洲市の泉谷市長、珠洲市立大谷小中学校避難所で本部長をされていた川端様からも発災から現在の状況についてご報告頂きました。

また、珠洲から「馬緤キリコ太鼓」の方々に来ていただき、迫力ある太鼓を披露してもらいました。

会場におられる方々も懐かしい故郷の太鼓に涙を流されている方が多かったです。

避難所生活で本部長をされていた川端様のお話はとても凄まじいものでした。

大谷地区は孤立集落と言われたところで、道路が塞がれただけでなく、電話もインターネットも通じない状態となり、「孤立集落」と呼ばれていること自体もわからなかったそうです。

また、ようやく前向きになった時に、9月の豪雨被害で、振り出しに戻った時は、さすがに精神的にどうしようもなくなった経験も語られていました。

それでもボランティアの皆さんに元気づけらて、また前向きになれたと仰ってました。

ちなみに、川端様の息子さんは、大谷小中学校の中学生で今年10月に一人の修学旅行で東京に行き、「大谷ガチャ」で復興をアピールしていました。

https://www.youtube.com/watch?v=QLAfuha1gLY
(2分ほどの動画です)

本当に頼もしいなぁと思いました。

これからたくさん幸福が訪れることを祈っています。

関西からこれからも末長く、能登の復興を応援していこうと決意した集いとなりました。


あと、RPEでもご紹介頂きました、8月10日の「花火いのちの輝き in 珠洲」で、

https://kansaisuzukai.net/kaihou/r06_09.pdf

珠洲に行った際に、復興支援ガイドツアー「リブート珠洲」にも参加したのですが、こちらのガイドツアーの様子が石川テレビで放送されていました。
https://www.youtube.com/watch?v=2sB54_KZIRg
(9分ほどの動画です)

「復興したら珠洲に来てください」では手遅れで、珠洲は復興できないと感じておられていて、震災のことが風化される前に、多くの方に珠洲の復興を応援してもらいたい気持ちでされています。

既に全国から400人程度が参加されているそうです。

とても素晴らしい活動だと思いますので、多くの方に知ってもらえたらと思います。

リブート珠洲のHP
https://rebootsuzu.com/
(参加者の声もたくさん掲載されています)

いつもありがとうございます。


★北野から

押上さん、大変貴重な報告、ありがとうございます。

能登半島の皆さんは今年、本当に大変な一年でした。

能登半島大地震、豪雨の被災地の復興を、心から願っております。

そして、できることをしていきましょう。



★北野への応援メールは

tjkitanojp〇yahoo.co.jp

(〇を@にかえてください。)

まで。

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○メールマガジン「【裏】ロシア政治経済ジャーナル」


発行者 北野 幸伯


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