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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.324
2024/11/23
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★冬に風邪やインフルエンザにかかりにくくなる方法
全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
今回も世界情勢と全然関係ない話です。
「冬に風邪やインフルエンザにかかりにくくなる方法」
について。
私の家族は、妻と娘、息子の4人です。
私は、1990年から2018年まで、
28年間モスクワに住んでいました。
私の子供たち、冬のモスクワでは、
しょっちゅう病気になっていました。
娘は、モスクワの幼稚園、小学校に通っていましたが、
冬は、「1週間通って、1週間風邪で休み」といった
感じでした。
これ、「モスクワは寒いから」と思うでしょう。
調べてみるとモスクワの月別平均気温は、
11月マイナス1度
12月マイナス5度
1月マイナス7度
2月マイナス7度
3月マイナス2度
でした。
確かに日本の気候に慣れた今では、
「寒すぎ!」と思います。
ですが、モスクワでは暖かい服を着ますから、
それほど苦痛ではありませんでした。
冬、マイナス10度ぐらいだと、
「今日は過ごしやすいな」という感じ。
マイナス20度だと、「今日は、ちょっと寒いな」
という感じでした。
もちろん寒いから病気になりやすいのかもしれませんが、
家の場合、「他の原因があるのではないか」と思えました。
あまりにも頻繁に病気になったからです。
ある時、親戚が、
「家が乾燥していると、風邪をひきやすくなったり、
インフルエンザになりやすくなる」
と教えてくれました。
調べてみると、その通りであることがわかりました。
その時、私がネットでどんな情報をみたかは
覚えていません。
ざっと検索してみましょう。
たとえば『京都工場保健会』2021年12月2日付。
〈寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒いと暖房やヒーターを付けたりして暖をとる方も多いのではないでしょうか。
そうすると「空気が乾燥」してしまいがちですよね。
空気の乾燥をそのままにしているとあらゆる危険が…
1、 感染症にかかりやすくなる
喉や鼻の粘膜は、空気中に存在するウイルスや菌の侵入を予防する役目があります。
空気が乾燥してしまうと、鼻や喉の粘膜を保護しているバリア機能が低下して感染症に
かかりやすくなります。
また、咳などの飛沫がさらに小さな飛沫となって、空気中を漂う量が増えることが明らかになっています。
新型コロナウイルスやインフルエンザの流行が心配なこの時期、特に気を付けたいところですね。〉
ーー
もう一つ。
『ウェザーニュース』2020年2月4日。
〈湿度が低いとウイルスは長生きする
インフルエンザウイルスの寿命を調べた研究は、G.J.ハーパーが1961年に発表した「ウイルスの生存実験」が知られています。
実験装置にインフルエンザウイルスを浮遊させ、温度や湿度を変えてウイルスの生存率の変化を見たものです。
温度7~8℃、湿度20~25%の場合、6時間後生存率は63%でしたが、湿度を49~51%に上げると生存率は42%に、81~82%では35%に低下しました。
次に温度20.5~24℃、湿度20~25%の場合、6時間後生存率は66%でしたが、湿度を49~51%に上げると生存率は3~5%に落ちました。〉
ーー
わかるのは、湿度が高いと、インフルエンザウイルスは早く死ぬ。
私は、「なるほど~」と思い、湿度計のついた時計を買ってきました。
そして、家の湿度を見て卒倒しました。
モスクワの自宅の湿度は、なんと10%台だったのです。
なぜでしょうか?
モスクワのマンションは、すべて「セントラルヒーティング」になっています。
外がマイナス20度でも、マンション内は常に26~28度で暖かい。
冬でも、家の中では、Tシャツで暮らすのが普通です。
冬の期間暖房は、一日中つきっぱなしですから、
空気がものすごく乾燥するのでしょう。
親戚に言われなければ、
家の中がものすごく乾燥していること、
それが子供たちがしばしば病気になる原因になっていること
に気づきませんでした。
ちなみに、病気になりにくい最適な湿度は40~60%だそうです。
そこで私たちは加湿器を買い、冬の期間、一日中使うようにしました。
そして、湿度を常に40~60度に保つよう努力したのです。
その結果、子供たちが病気になる頻度が劇的に減りました。
この習慣、日本に来ても続けています。
私の子供たちは、残念ながら、めちゃくちゃ健康とは言えない感じです。
それでも、モスクワにいたころと比べれば、ずいぶん病気になる頻度が減りました。
というわけで、
「冬に風邪やインフルエンザにかかりにくくなる方法」
は、
・家の湿度を40~60%に保つこと
でした。
そのために必要なのは、
・湿度計(あるいは湿度計がついた時計)
・加湿器
でした。
ご存知の方も多いと思いますが、ご存じない方もいると思い、
書かせていただきました。
読者の皆さまが、健康に今年の冬を過ごされることを、心から願っております。
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