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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.309


                       2024/11/3


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★「日本は大丈夫だ」と思うとき



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。

私は、岸田さん、石破さんの【 大増税路線 】を強く批判しています。

それはそれとして、長期的に「日本はよくなる」
「日本は大丈夫」と確信しています。

なぜでしょうか?

いろいろあるのですが。


たとえば、私は20代、30代の人たちと働くことがあります。

「今どきの若者は」と嘆く人が多いのは、いつの時代も変わりません。

しかし、私の場合、はっきりと「今の若者の方が、
私の世代より素晴らしい」と思います。

若い人たちは、優秀で、酒をあまり飲まず、たばこは吸わず、
セクハラ、パワハラ、モラハラをしません。

私の世代が若かったころは、毎日酒を飲み、たくさんの人がたばこを吸い、
セクハラ、パワハラ、モラハラは「日常の一部」でした。

学校では、「体罰」(=暴力)も日常茶飯事で、誰も問題視していませんでした。


どう考えても、昭和、平成、令和と、日本はよくなっています。

(@経済面では、政府の失策つづきのせいで「暗黒の30年」ですが。)


もう一つ、「日本は大丈夫」と思うこと。

大谷翔平さんすごいですね。

所属するドジャースが先日、「ワールドシリーズチャンピョン」になりました。

大谷さんは、名実ともに「世界一の野球選手」といっても過言ではないでしょう。


ここで、私は昔のことを思い出すのです。

私が子供のころ、「日本人が大リーグでプレイする」ことなど
「ありえない」と思っていました。

1985年、私が中学3年生のとき、かつてのスーパースター江夏豊さんが
「大リーグに挑戦」というニュースを見ました。

当時の反応は、「チャレンジ精神は立派だけど、どうせ無理」という感じでした。

しかし、1995年、野茂英雄さんがドジャースに入団し大活躍しはじめます。

それで、「日本の野球選手でもメジャーで通用する」ことが明らかになった。

その後、実力のある選手は、どんどんアメリカでプレーするようになりました。

イチローさんも超活躍し、大谷翔平さんは「世界一の野球選手」と
誰もが認める人になりました。

私が子供だった頃は、「日本選手がメジャーでプレーすることは不可能」だった。

それが、今では「メジャーのナンバーワン選手が日本人」になっている。


他にもあります。

真田広之さんが監督、主演を務めたドラマ『SHOGUN将軍』が9月、
「テレビ界のアカデミー賞」と呼ばれるエミー賞を受賞しました。

それも史上最多の18部門で受賞。

日本人受賞者9人という超快挙でした。

このドラマ、私もメルマガ内でお勧めしていたので、受賞をとても喜びました。

@『SHOGUN将軍』予告はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=Dr1vH-7robk


そういえば、アカデミー賞でも。

「アニメ賞」は、ジブリの『君たちはどう生きるか?』。

「視覚効果賞」は、『ゴジラ-1.0』。

ゴジラの山崎貴監督は、私と同じ長野県松本市出身。

実に誇らしかったです。


希望は、たくさんあります。

山崎監督と同じく長野県出身の新海誠監督。

『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締り』など大ヒットを連発しています。

私も、新海誠監督の作品は全部見ていますが、
中でも『君の名は。』は、歴史に残る名作だと思っています。

@『君の名は。』予告↓
https://www.youtube.com/watch?v=3KR8_igDs1Y

この予告を見ると、RADWINPSさんの「スパークル」という曲が流れます。

RADWINPSさんはメキシコでもコンサートをしているのですが、
メキシコ人が日本語で「スパークル」をうたっています。

@1分20秒ぐらいから↓
https://www.youtube.com/watch?v=_T7VTasUNz8


最後に、日本の音楽について。

去年は、YOASOBIさんの『アイドル』が米ビルボードで1位になったという
ニュースがありました。

『ビルボードジャパン』2023年6月6日付。


〈YOASOBIの「アイドル」が、2023年6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”で首位を獲得した。
この楽曲は6週間前にTOP10入りを果たし、5月26日に英語版がリリースされたことで6位から1位に急上昇、YOASOBIにとって同チャート初のNo. 1ヒットとなった。
また、同チャートで日本語楽曲が首位を獲得したのも初の快挙だ。〉
ーー


これも、私の世代(50代)にとっては、驚愕の大事件です。

私たちの世代では、「1963年に坂本九がビルボードで1位をとった」という話が、
「伝説」みたいな感じで語られていました。

「おそらく二度とそんなことは起こらない」と、みんな思っていた。


ここ数年感じるのは、英語圏で日本語そのままの歌が、
受け入れられているということです

ひと昔前まで、英語圏の人は、英語の歌しか受けつけなかった。

それが今では、日本語そのままで、熱狂的に受け入れられています。

たとえば、ロンドンで行われた「Ado」さんのコンサートの様子を見てみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=SwkMMakqrI4&t=2s

開演6時間前から「良い場所をとるため」に長蛇の列ができていました。

イタリアから来た人、ドイツから来た人もいます。

パリの様子を見ると、Adoさんが歌いだした瞬間に泣き出す人もいます。

https://www.youtube.com/shorts/uymmecLuw04


いろいろみてきました。

今までみてきた事実から、何がわかるでしょうか?

かつて、私たち日本にとって、アメリカは「憧れ」でした。

たとえば日本のミュージシャンがアメリカ市場で受け入れられようと思えば、
英語をせっせと勉強して、英語の歌を出すしかなかった。

ですが、後から英語を学んだ人が、生まれたときから英語で
話していた人たちと競争するのは難しいのです。


ところが、今では日本人が日本語で、日本らしくやっていることが
世界中で受け入れられるようになってきました。


日本政府の失策で、日本経済の存在感は、ここ30年でずいぶん低下しました。

しかし、経済以外の面では、スポーツ、映画、アニメ、
音楽その他の方面で、日本の影響力がどんどん増しているのがわかります。

というわけで、私は「日本は大丈夫」だと確信しています。

後は、「暗黒の30年」にしてしまった日本政府が、
少しまともな経済政策をするだけで、日本は大復活するでしょう。

日本の未来は、明るいのです。



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