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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.28


                      2020/6/17


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★中国の【尖閣強奪シミレーション】(詳細)



全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



今から12年前の08年9月4日、私は


「隷属国家日本の岐路」という本を、ダイヤモンド社から


出版しました。

副題は、「今度は中国の天領になるのか?」です。


これは、基本「日本改革本」ですが、いくつか重要な予測
もしていました。


1、今回の危機で、アメリカは没落する

この本が出たのは、リーマンショックの11日前。

それで、「タイミングよすぎ!」というメールが、
山のように届きました。

ですが、「アメリカ発の危機が起きて、没落する」という話は、
05年の「ボロボロになった覇権国家」からずっとしていたのです。


2、アメリカは沈むが中国は沈まない


3、それで、日本に「親中政権」が生まれる

実際、この本が出版された翌年の09年、
「親中反米」の鳩山政権が誕生しました。


4、尖閣から日中対立が激化する


これも、2年後に現実化しました。

2010年、尖閣中国漁船衝突事件が起こった。

2012年、野田政権が尖閣国有化を決め、
日中関係は戦後最悪になりました。


尖閣については、その後の本でもメルマガでも、
ずっと警告をつづけています。


さて、2018年、米中覇権戦争が起こりました。

米中共に、核大国。

それで、戦争は、別の形態をとります。


情報戦、外交戦、経済戦、代理戦争。


米中間の大規模な戦闘は、なかなか起こりづらい。

しかし、追い詰められた中国が、弱い他国と戦闘になる
可能性は、大いにあります。

たとえば、


・日本領尖閣に侵攻し、強奪する

・南シナ海で、ベトナムやフィリピン領に侵攻し、強奪する

・台湾に侵攻し、占拠する

・領土問題のあるインドと戦闘になる


アメリカは、中国を情報戦、外交戦、経済戦で締め上げる。

追い詰められた中国が他国を攻める。


1941年、アメリカは、日本への石油輸出を止めました。

それで、困った日本は、東南アジアを攻め、油田を確保した。

中国に関しても、同じようなパターンになる可能性があります。

(「同じようなパターン」というのは、たとえば
アメリカが、中東→中国の石油の流れをカットする
というような直接的意味ではありません。)



では、中国は、どこを攻めるのか?

これは、「攻めやすいところをまず攻める」
ということでしょう。

一番ありそうなのは、ベトナム、フィリピンですね。

しかし、日本が「へたれ」だと思われ、日米関係が
悪化していれば、「まず尖閣をサクッと強奪しよう」

となるかもしれない。



▼すでに存在する「尖閣強奪計画」



JBPress 6月17日号に、中国の「尖閣強奪計画」について
書かれていました。



<ワシントンの大手安全保障研究機関「戦略予算評価
センター(CSBA)」は5月中旬、「ドラゴン 対 太陽~日本の
海洋パワーに対する中国の見解」と題する調査報告書を公
表した。

報告書は、同CSBA上級研究員で中国海洋戦略研究の権威
トシ・ヨシハラ氏が中心となって作成した。

トシ・ヨシハラ氏は米国海軍大学校の教授を長年務め、
中国の海洋戦略研究では全米有数の権威とされる。

トランプ政権にも近い立場にある。

ヨシハラ氏は日系米人だが台湾育ちのため中国語が堪能で、
今回の研究も中国側の言明や証言、発表に基づいている。>



トシ・ヨシハラ氏は、勝手な想像ではなく、「中国側の
言明、証言、発表を基に」報告書を作成した。

何が書いてあるのでしょうか?



<(1)中国は、尖閣諸島奪取でも東シナ海での覇権獲得
でも日本を屈服させることは容易になったとみて、軍事力
行使を抑制しないようになりつつある。>(同上)



「日本を屈服させることは容易になった」

「軍事力行使を抑制しないようになりつつある」


だそうです。

私が中国のトップだとして、日本の政治家さんたちの顔を
見れば、「尖閣とれそうだな」と思うことでしょう。



<(2)中国は尖閣占領に関して日本側を敏速に圧倒して
米軍に介入をさせない具体的な計画をすでに作成した。>

(同上)



「米軍に介入をさせない具体的な計画はすでに作成した」

そうです

尖閣有事が起これば、日本はしばらく一国で持ちこたえる
必要があります。

もし、中国軍が一日で尖閣を強奪し、日本が何の抵抗も
しなければ、アメリカの救援は望めないでしょう。



<(3)中国は日本との全面戦争をも想定し、その場合に
中国側の各種ミサイルの威力で日本の防衛を崩壊させる
自信を強めてきた。>(同上)



「全面戦争も想定」しているそうです。

そして、「日本の防衛を崩壊させる自信」もバリバリある。



▼日中戦争のシミレーション



中国にはすでに、「尖閣強奪作戦」が複数存在しているそうです。



<(1)日本の海上保安庁の船が、尖閣海域にいる
中国海警の艦艇に銃撃を加え、負傷者が出る。

すると、近くにいた中国海軍の056コルベット(江島型近
海用護衛艦)が現場に急行し、日本側を攻撃し被害を与える。


(2)日中両国が尖閣を中心に戦闘態勢に入る。

中国海軍空母の「遼寧」主体の機動部隊が宮古海峡を通過
すると、尖閣防衛にあたろうとした日本側の部隊が追跡する。

しかし、この機動部隊の動きは中国側の陽動作戦だった。


(3)日中の間で東シナ海での制空権争いが始まる。

日本のE-2C早期警戒機とF-15が東シナ海上空で戦闘パト
ロールを始め、中国側が一方的に宣言した「防空識別圏」
内に入り、中国のJ-20ステルス戦闘機と戦って撃墜される。


(4)中国軍のロケット軍と空軍が、日本の航空戦力主要
基地である沖縄・那覇基地に巡航ミサイルの攻撃をかける。

続いて中国軍は多数の弾道ミサイルを発射し、日本側のミ
サイル防衛システム「パトリオット」を無力化し、那覇基
地を使用不能とする。中国側は周辺の制空権を24時間ほど
で確保する。


(5)米国政府は日米安保条約を発動しない。

大統領は、尖閣をめぐる日中紛争への全面介入は
米国の利益に合致しないと判断する。

ホワイトハウスは中国に対しておざなりの経済制裁の警告
を発するが、それ以上には中国に対する行動はとらない。


(6)宮古海峡の西側で、日本と中国の海軍、空軍の部隊
が激しく交戦する。

中国側はフリゲート艦を撃沈され、艦隊をその海域から
撤退させる。

だが、中国側のJH7A戦闘爆撃機とSU30MKK多目的戦闘機
が、尖閣に向けて上陸用部隊を運ぶ日本側の艦隊をみつけ、
対艦巡航ミサイルで、こんごう型の誘導ミサイル装備護衛
艦2隻を沈め、他の1隻を大破して、日本側の尖閣上陸作戦
を阻む。


(7)米軍の偵察機が、日中両部隊の戦闘を遠距離から観察して、
中国軍が攻めていない沖縄・嘉手納基地へ帰投する。

中国は、嘉手納基地など沖縄の米軍基地には一切手を出さ
ないことを米国に約束し、米軍不介入の言質を獲得していた。


(8)中国軍の上陸作戦艦隊を追尾していた日本側のそうりゅう型
潜水艦が中国の対潜航空機に発見され、撃沈される。

日本側は中国の尖閣上陸を必死で阻止しようと中国の沿岸
警備用のコルベット艦1隻を沈めるが、大勢を変えられない。

結局、戦闘開始から4日間で、尖閣諸島は中国人民解放軍
に占拠されてしまう。>(同上)


どうですか?

この詳細なシミレーションは?

「本気で強奪する気」がなくて、これほど詳細な
シミレーション作成するでしょうか?



▼日本はどうする?



日本がすべきことは二つです。

一つは、こちらも日中戦争シミレーションをして、
準備を進めること。

数年前自衛隊の方に、このこと聞いてみました。

すると、「詳細はお話できませんが、作戦計画はあります」
と断言していました。

「心強いな」と思いましたが。

しかし、ここ数年間で、中国はさらに強大になっている。

作戦計画も、アップデートしなければならないでしょう。


もう一つは、アメリカとの関係です。

実をいうと、2010年の尖閣漁船衝突事件のときも、2012年
の尖閣国有化の時も、

中国軍は「戦闘態勢」に入っていました。


しかし2回とも、アメリカ政府(オバマさん、ヒラリーさん、ゲーツさんなど)

が、「尖閣は日米安保の適用範囲である」と断言したので
尖閣侵攻を決断できなかった。


今、日米関係はギクシャクしています。

それで、彼らのシミレーションは、「米軍はでない」想定
になっている。

やるべきことは簡単です。

日米関係をさらに強固にしなければならない。


「尖閣に侵攻したら、必ず米軍が出てきて中国は敗北する」



「信じさせなければ」ならない。


ところが、安倍総理は、米中の間をふ~らふ~らふ~ら
ふ~らしている。


どっちつかずでいると日米同盟が破壊され、
中国の尖閣侵攻が容易になるのです。

日本は米中覇権戦争で、はっきりとアメリカ側につき、


・パンデミック責任問題

・ウイグル人100万人強制収容問題

・チベット問題

・香港問題

・台湾問題


などで、アメリカと足並みをそろえて進むべきです。

そうでないと尖閣は奪われ、次に沖縄も奪われることにな
るでしょう。

なんといっても、中国は、


「日本には沖縄の領有権はない!!!!!!!」


と宣言しているのですから。

絶対証拠はこちら。

今日の出所はこちら


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