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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.112


                      2022/1/25


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★米英大使館職員はウクライナから避難、日本は?



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。

今回は、ウクライナ情勢のつづきです。

まだの方は、まずこちらの記事をご一読ください。

ロシア、ウクライナ侵攻に向けた情報工作を開始
https://rpejournal.com/urarpe110.html

今回の話がよくわかるようになります。



▼米英大使館職員はウクライナから避難、日本は?



アメリカが、大使館員をウクライナから避難させています。

時事1月25日。


<ロシア軍の国境付近への部隊結集で緊張が続くウクライ
ナ情勢をめぐり、軍事侵攻への懸念が一層深まっている。
米国務省は23日、在ウクライナ米大使館職員の家族に退
避命令を出したと発表。>


<国務省は、米大使館職員の家族全員に国外退避を命じた
ほか、一部職員が自身の判断で出国することを許可。

米国民にロシアとウクライナへの「渡航中止」を改めて勧告した。

国務省高官は記者団に「ウクライナへのロシアの挑戦的な
行動が理由だ」と説明。

「軍事行動はいつでも起こり得る」とバイデン大統領が明
言していることを引き合いに侵攻への危機感をあらわに
した。>


なかなか迅速です。

これは、「アフガン撤退作戦の失敗」が影響しているので
しょう。

バイデン政権はあの時、大いに評判を落としました。

ウクライナからの独立を目指すルガンスク、ドネツクは、
東部にあり、ロシアと国境を接しています。

この二つは、ウクライナからいわせるとルガンスク州、
ドネツク州。

しかし、自身はルガンスク人民共和国、ドネツク人民共
和国と称し、2014年に独立を宣言している。

彼らのことを、一般的に「(ウクライナ)東部親ロシア
派」と呼びます。


そして、アメリカの外交官が集結しているのは、ウクライ
ナの首都キエフ。

キエフはウクライナの真ん中より少し北にあり、ルガンス
ク、ドネツクとはかなり離れています。

ロシア軍が侵攻しても、ルガンスク、ドネツク内にとどま
っていれば、アメリカ大使館員に危険はない。

しかし、バイデン政権は、「ロシア軍はキエフまでくる可
能性がある」とみているのでしょう。


イギリスも、アメリカに続いています。


<イギリス外務省は24日、「ロシアからの脅威が高まっ
ている」として、ウクライナにある大使館から、一部の
職員や家族を退避させると発表した。>

(FNNプライムオンライン 1月25日)



▼日本は?



<一方、外務省は24日夜、ウクライナ全土の危険情報を、
上から2番目にあたるレベル3の「渡航中止勧告」に引き上
げた。
外務省は渡航をやめるよう呼びかけるとともに、滞在す
る日本人に対しては、出国するよう強く促している。>

(同上)


妥当な対応だと思います。

ウクライナは(アフガンと同じく)遠いので、
あまり「自分事」と思えないかもしれません。

しかし、「ウクライナに住む日本人に」とっては「自分事」。

日本政府は、是非日本人を守る行動をとってほしいと思います。


そして、実をいうと、ロシアのウクライナ侵攻は、
まったく他人事ではありません。

なぜ?

ロシアがウクライナに侵攻すると、アメリカは忙しくなる
でしょう。

すると中国が、「アメリカは欧州戦線で手一杯。
今なら台湾に侵攻しても大丈夫だろう」

と考える可能性がでてくる。

そうなると、安倍さん、麻生さんが断言しているように、
自衛隊は、米軍と一緒に中国軍と戦うことになる。

ウクライナ問題は、台湾問題。

台湾問題は、日本の問題。

すべてつながっているのです。


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