ロシア政治経済ジャーナル No.769

2011/9/30号

★日本を「最強国家」にする超シンプルな方法とは?

 

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       ロシア政治経済ジャーナル No.769

                         2011/9/30

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★日本を「最強国家」にする超シンプルな方法とは?


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●8500万年前にいく方法を考え出した?
詳細は【編集後記】で!          )



嗚呼、まったくイヤになっちゃいますね。

「暗黒の20年」

「100年に1度の不況」

「巨大地震」

「巨大津波」

「原発事故」

「トリプル大増税」


さらに、これから欧州発の世界的危機が来る可能性もある。

ナーバスなニュースが多いので、今回はちょっと「元気になる」お
話をしましょう。



日本を世界最強国家にする、超シンプルな方法。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



冗談のような話ですが、私は大真面目。

メルマガを読んでおられる政治家さん、官僚さん、経営者さん、先
生等々、どうか真剣にご検討ください。


▼お詫びと訂正


本文に入る前に、前号に関する「お詫び」と「訂正」があります。

前号で、「超名著」としてご紹介させていただいた、


●「石油大国ロシアの復活」(詳細は→ http://tinyurl.com/4kq4t8y )


ですが、著者名が間違っていました。

木村真澄氏と書きましたが、正しくは、

本村 真澄氏です。
 ̄ ̄ ̄ ̄

心からお詫び申し上げます。

繰り返しになりますが、この本はロシアを知るのに最良の
「教科書」です。

興味がある方は迷わずご一読ください。


▼繁栄する国と繁栄しない国の違いは?


では、本題。

いったい、繁栄する国と繁栄しない国の違いはなんでしょう?


「・・・そりゃあ北野さん、金ががっぽりあるのが繁栄している
国でしょう?」


そのとおりです。

実際、国力を測る主な指標は「国内総生産」(GDP)。

それで、「アメリカは1番、中国は2番、日本は3番」などというの
ですね。

しかし、それは現状、結果。

もっと深くみてみれば、「繁栄している国」には、「金を稼ぐ会社
がたくさんある」ことがわかります。

「金を稼ぐ会社」といいますが、それを経営しているのは「人」
です。

経営者だけでは大金は稼げませんので、優秀な社員が必要。

社員も「人」です。


さらに、いくら金があっても、他国から侵略されたら話しにな
りません。

ですから、国を守る強い軍隊が必要です。

強い軍隊といいますが、それを作るのも人であり、国のために
命を投げ出して戦うのも、また「人」です。


いくら金があっても、治安が悪くては話になりません。

それで、警察があるわけですが、警察を構成するのもまた「人」。


いくら会社が金を稼ぐといっても、民間でできることは限られて
います。

それで、議員さんや官僚さん、公務員さんがいて、国が円滑に
回るようにしています。

繁栄していない国では、議員さんも官僚さんも公務員さんも腐
敗していて、「賄賂」なしでは何も動きません。

これもまた人。


結局、「国が繁栄するかどうか?」を決めているのは


「人の質」


であることがわかるでしょう。

では、「人の質」はなんで決まるんのでしょうか?

そう、



「教育」。




ユダヤの格言にいわく


「エルサレムが滅びたのは、『教育』が悪かったからである」


▼日本は、教育大国だった


日本は、まったく「世界史の奇跡」のような国です。

アジアで、ほとんど唯一欧米列強の植民地にならなかった国。

その理由はいろいろ考えられますが、江戸時代の日本が世界
一の「教育大国」だったことも一因でしょう。


江戸時代末期、日本全国に1万5000の寺子屋がありました。

江戸の就学率は70%で世界一。

ちなみに当時の覇権国家イギリスの首都ロンドンで25%です。


それで、欧米人が日本にきてみると、世界のどこよりも文化的、
文明的、平和であることに驚いたのです。


そんな、江戸時代の教育の蓄積があった故に、日本は明治
になって世界が驚く成長を成し遂げたのでしょう。



明治になっても、学問は重視されていました。

福澤諭吉の超有名な言葉。


「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」

(「学問のすすめ」 より)


これって皆さん、「ああ、福澤諭吉は「人種差別反対主義者だった
のね〜」とか思ってませんか?

実は、この文にはつづきがあります。



<されば天より人を生ずるには、万人は万人皆同じ位にして、生れ
ながら貴賎上下の差別なく、

万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を
資り、

もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずして
各々安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。

 されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろか
なる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、
その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。

 その次第甚だ明らかなり。

実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
されば賢人と愚人との別は、

学ぷと学ばざるとによって出来るものなり。>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



簡単にいえば、「金持ちと貧乏、賢人と愚人、貴人と下人になるか
どうかは、【学問によって】決まるのだ」と。

だから「学問のすすめ」というのですね。

当時日本の人口は3000万人。

「学問のすすめ」は300万部の超ベストセラーでした。

日本人の10人に一人が読んだ。

今でいえば「1200万部のベストセラー!」という感じ。


当時、日本国民がどれだけ向学心に燃えていたかという一例。


教育によって、立派な人材がジャンジャン育っていく。

そして、日本は、日清、日露、第1次大戦に連戦連勝し、世界5大
国の一国に数えられるようになります。

国際連盟の常任理事国でもありました。


第2次世界大戦ではコテンパンにやられました。

しかし、アッという間に世界第2の経済大国になり、世界を驚愕さ
せます。


というわけで、いつも教育熱心だった日本。

おかげさまで、明治維新と敗戦後に、世界が驚く発展をなした。

そして、いまだに世界一愛され尊敬される国になったのです。


とはいえ、油断できません。

日本の子供たちの学力は、「ゆとり教育」によりドンドンおちてい
ます。

「ゆとり教育」実施と日本国の衰退は、おそらく関連がある。

皆さんもそのように感じておられるのではないでしょうか?


▼今の時代に必要な教育とは


教育論全般については、到底語りつくせません。

ここでは、今必要な教育とはなにか?

一点だけあげておきましょう。

私は、今もっとも重要なのは、「自立人間をつくる教育」だと思います。

自立人間ってなんでしょうか?

「7つの習慣」のコヴィー博士によると、「自立人間のパラダイム
は『私』」。


私が金を稼ぐ

私が家族を養う

私が会社を盛り上げる

私が日本を救う


これが自立人間。


その反対は、「依存人間」。

「依存人間」のパラダイムは「あなた」。


どこでも「自立人間」が多い国は繁栄し、「依存人間」が多い国は
衰退します。

「依存人間」が多くて崩壊した一番の例は、「ソ連」。

「自立人間」が多くて繁栄した例は、アメリカ。

しかし、そのアメリカも、依存人間が増えるに従って衰退していき
ます。


ケネディー大統領は、就任演説でいいました。



<祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、

あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい>



私流にいえば、「依存人間にならず、自立人間でいてください」
ということでしょうか。


さて、自立人間。

自立人間の特徴は、自分で勝手に目標をたてるのです。

目標をたてたら、そこに到達する方法を考え、計画をたて、実行し
ます。


今の日本はどうでしょうか?

特に民主党政権になってから、「依存人間」が増えるような政策ば
かりが行われています。

なんでもかんでも「無料」にするのはいいですが、結局誰かが払う
んですからね。

それで結局金が足りなくなり、野田増税大王が登場することになっ
た。




▼「自立人間」になる方法


「いってることはわかりますが、現実的にどうやって『自立人間』を
つくるのですか?」

そう、ここをあいまいにしていては、結局「絵にかいた餅」になって
しまいます。

具体的な話をしましょう。


私は、「原田メソッド」を日本の全公立小学校、中学校、高校にと
りいれればいいと思います。

「・・・・・・・・・原田メソッドってなんだ?」


私が非常に尊敬している原田隆史先生のメソッドです。

原田先生は「リーチング」という言葉を使っておられます。

具体的には、

・具体的目標を自分で設定する方法
・そこに到達する計画を立てる方法
・立てた計画を実行し、目標に到達する方法

などを超詳しく教えておられます。

原田先生について、「夕刊フジ」の久保木さんが、すばらしい記事
を書いてくださいました。


【引用ここから▼】


<【原田隆史】大物経営者を魅了…「原田メソッド」に迫る!
2011.09.28

. 夢を描いて具体化していく「目標管理」を得意とする。

大手企業の研修に引っ張りだこで、ユニクロを展開するファ
ーストリテイリングの柳井正会長兼社長(62)、ワタミの渡
邉美樹会長(51)ら、「原田メソッド」を信頼する経営者も多い。

夢や思いは植物と似たようなもので、放っておけばそのうち枯
れて腐る。

目標へ向かって着実に進むには日々の手入れが重要だ。


中学教師時代は荒れた学校を再生させた。



「生徒に『おはよう』と声をかけたら『死ね!』と返してきたり、
ツバをかけてくる。

普通では考えられないでしょ。

そういう子供の共通点は自信がないこと。

複雑な家庭環境や生い立ちによって『ストローク』、つまり『心の
栄養』を受けていない。

自信というものは、『ようできる』『最高!』『あんた優しい子や』
といった他者からの言葉、ストロークで育まれます。

そこで、教師が根気よく、生徒の『心の壺』へストロークでプラ
スのものをどんどん注ぎ込み、マイナスの要素を外へ追い出
すわけです」



こうした、気力を生み出して目標につなげる手法を世の中へ
広めるため、9年前に独立した。

企業研修では大いに歓迎されたが、2008年秋のリーマン・
ショック以降、若干のズレを感じるようになった。



「簡単に言ったら、元気と勢いがなくなってきました。

仕事に精を出しても今までのような成果が出ない。

さらに、対人関係が薄れたことで他者から得られる“エネルギー・
ドリンク”のようなストロークもない。

他者からエネルギーを得られなければ、どうすればよいか…。

そこで、自らエネルギーを供給するために“自画自賛”することを
思いついたのです」



 あの福島第1原発事故は、外部からの電力供給が途絶え、非
常用ディーゼル発電機も動かなかったことで発生した。

とっぴな発想ではあるが、やはり人間も、どんなトラブルにも動じ
ない恒常的な“自家発電”の装置が必要なのかもしれない。

原田さんは、自分に自分でエネルギーを供給するため、毎日必
ず「自画自賛日誌」をつけている。



「仕事上のプラスになったことを最低3つ、それから人間的成長
を感じたことを3つ。

三日坊主という言葉がありますけれど、まず3日間やってみて
ください。

体と心がほっこりしてくるのが分かります。

そうしたら、後はクセになりますよね」



独立後、一貫して取り組んできたのが「教師塾」だ。

もともと公立中を退職したのも「先生を教える先生になる」ためだ
った。

現在、東京などで毎月開催する教師塾には幼稚園から大学まで
幅広い教員が参加。講義は夜7時から、日付が変わってもなお
続く。

次回までにこなす課題の量もハンパではない。

しかも驚くのは、受講料がタダだということだ。



「大学時代に山口の萩へ行き、立派な藩校の萩明倫館と、粗末な松
下村塾の差にびっくりしました。

ところが優秀な人材は松下村塾のほうが輩出している。

吉田松陰先生はお金を取らず、腹が減っている塾生には自分の食
事を分けたそうです。

気づきました。

教育に必要なのはお金や立派な建物、教材ではない。

『何々のために』という志を持った体ひとつ、心ひとつだと。

だから私の教師塾もお金をとりません」



教育は未来への投資といわれる。

よい国を築くには、よい教育、そしてよい先生が欠かせない。

必要なのは立派な施設や教材ではなく、志を持った体ひとつ、心ひ
とつ、なのだ。

(ペン・久保木善浩 カメラ・矢島康弘)>



記事原文をごらんになりたい方はこちら↓
http://www.zakzak.co.jp/people/news/20110928/peo1109280838000-n1.htm


どうですか、皆さん。

原田先生は、まさに現代に生まれ変わった吉田松陰といえるでし
ょう。


ちなみにこの記事を書いてくださった久保木さんから、メールがと
どいています。

【おたよりコーナー】をごらんください。


私は断言します。

「原田メソッド」を日本全国の公立小学校、中学校、高校でとりい
れれば、

日本は20〜30年後、間違いなく世界一繁栄していることでしょう。


これを読んでいる政治家の皆さん、よろしくお願いしますよ!


「とはいえ、情報少なすぎ!」


ですよね。

原田先生のことをもっと知りたい方は、とりあえず、これをゲッ
トしてください。

「目標が立てられない」「計画が立てられない」「実行力がない」

等々の悩みがある方。

経営者の皆さんも必見です。


●「成功の教科書」原田隆史 小学館

(詳細は→ http://tinyurl.com/l9sou )


この本については、「お勧め本コーナー」でもとりあげます。


というわけで、今回は「日本を最強国家にする方法」についてでした。

ところで、超大国アメリカはなんであんなにボロボロになったの?

知りたい方は、こちらをご一読ください。



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ところで、覇権を目指す中国はどうなるの?

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(おわり)


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