◆ 危機を乗り切るための副業・投資情報

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危機を乗り切るための副業・投資情報


このコーナーをクリックされた皆さんは、
当然
「危機を乗り切るための副業・投資情報」に関心があるのでしょう。
そのことをお話する前に、
なぜ「副業・投資が必要なのか?」
きっちり理解しておきましょう。

◆仕事と幸せ

人間は誰でも幸せを求めています。
「出世したい」「金持ちになりたい」「豪邸が欲しい」「美人でやさしい彼女が欲しい」等々。
いろいろと欲しいものはありますが、「なぜ欲しいの?」と聞かれれば、「幸せになりたいから」という答えになるでしょう。
例、
「出世したい」 「なんで?」 「出世すれば幸せだから」
「金持ちになりたい」 「なんで?」 「金持ちになれば、いろいろ買えて幸せだから」
「豪邸が欲しい」 「なんで?」 「せまいアパートに飽き飽きしている。豪邸に住めれば絶対幸せだ」
「美人でやさしい彼女が欲しい」 「なんで?」 「美人でやさしい彼女がいれば、幸せだから」

結局、みんな幸せになりたいのですね。
幸せの要素について語りはじめたら、キリがありませんが。
ここで触れたいのは、
「幸せ」と「仕事」の関係についてです。
当たり前のことですが、仕事と幸せ・不幸せは直結しています。
なぜなら、普通の成人は週に最低5日、1日最低8時間は仕事をしている。
1日8時間、週40時間、年2000時間、幸せに暮らすか不幸せに暮らすかで、人生全般の幸福度が大きく左右されてしまいます。

仕事の時間を幸せにする方法は、大きく二つあります。

1、好きなことを仕事にする
たとえば、イチローは子供のころから野球が大好きでした。
それでプロ野球選手になり、メジャー入りし、歴史的活躍をしている。
なんとも幸せです。

ちなみに、「蓄財の神様」として有名な本多静六先生も、職業を道楽化することが幸せの秘訣と語っておられます。

<人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない。(中略)

すべての人が、おのおのその職業、その仕事に、全身全力を打ち込んでかかり、日々のつとめが面白くてたまらぬというところまでくれば、それが立派な職業の道楽化である。
いわゆる三昧境である
『私の財産告白』 本多静六

さて、仕事の時間を幸せにするもう一つの方法は、

2、仕事を好きになる
です。
イチローのように、子供のころから明確な目標を定めて一直線という人は少ない。
大部分の人は、高校生になっても大学生になっても、明確な目標なんて定まっていません。
面接して受かった会社に成り行きで就職した人も多いのではないでしょうか?
本多先生は、「それでもいいじゃないか。その仕事を天職だと思ってがんばるうちに、仕事が幸せにかわるのだ」と語っておられます。

<あらゆる職業はあらゆる芸術と等しく、
初めの間こそ多少苦しみを経なければならぬ>(同上)

<何人も自己の職業、自己の志向を、天職と確信して、迷わず、疑わず、一意専心努力するにおいては、早晩必ずその仕事に面白味が生まれてくるものである。
 一度その仕事に面白味を生ずることになれば、もはやその仕事は苦痛でなく、負担ではない。歓喜であり、力行であり、立派な職業の道楽化に変わってくる>(同上)

そして、もっとも重要なポイントは、
どんな職業でも幸せになれるということ。

<実際、商人でも、会社員でも、百姓でも、労務者でも、学者でも、学生でも、少しその仕事に打ち込んで勉強しつづけさえすれば、必ずそこに趣味を生じ、熱意を生み、職業の道楽化を実現することができる。>(同上)

毎朝起きて、ルンルン気分で仕事に行く人。
「はやく金曜日にならないかな〜」「え〜、もう月曜日〜」とグチをいいながら仕事に行く人。
どっちが幸せかは一目瞭然。
大切なことは、今どんなに仕事の時間が不幸だと思っている人も、心がけ次第で「仕事=幸せな時間」にすることができるということなのです。

◆もう一つの大問題、「金」

大人は普通、一日の大部分を職場ですごします。
ですから、「仕事=大好き」「仕事=幸せ」と心から思えるのなら、この人は「幸せな人」といってもよいでしょう。
ところが、もう一つ大きな問題があります。
大好きな仕事で十分な収入を得ているのか?という問題。
あなたが今の仕事を大好きでも、それで十分な収入を得ていなければ、幸せになることは難しいでしょう。
1人暮らしであれば、楽しい仕事の後、家に帰って寝るだけですから、大丈夫かもしれません。
しかし、奥さん・子どもがいるとなると、そうはいかなくなります。
まず食わせていかなければならない。
子どもの学費なども工面しなければならない。
私は、「大好きな仕事をしていたが、収入が少なかったばかりに家庭が崩壊した」例をたくさん見てきました。

知人のビクトルさんは、著名な数学者で、大学教授でした。奥さんのレーナさんは、ブロンド美人で性格もいい。
二人には娘のナスタャさんがいます。
三人は仲良く暮らしていたのですが、ソ連が崩壊すると生活が一変します。
国家財政が破たんしたため、ビクトルさんの給料が月1万円以下になってしまったのです。
しかも遅滞することも多い。
ビクトルさんは、「大好きな仕事をつづけて貧しく暮らすか」「嫌いな仕事をして妻子を養うか」重大な選択を迫られます。
そこで彼はなんと、「大好きな仕事をつづけて貧しく暮らす」方を選んだのです。
なぜそんな決断をしたのか?
彼の内面まではわかりません。
子供のころから数学オタクで、それ以外のことに自信がなかったからかもしれません。
あるいは、著名な数学者のプライドが、「金のために嫌いな仕事をする」ことを許さなかったのかもしれません。
いずれにしても、レーナさんは「雀の涙」ほどの金で、夫と幼い娘を食べさせるという重責を負うことになりました。
彼女はビクトルさんに、「あなたは賢いのだから、別の仕事を見つけてください」と懇願します。
しかし、彼は頑固に他の仕事に就くことを拒否しつづけました。
結果、家庭は崩壊し、二人は離婚することになったのです。

ソ連崩壊後のロシアでは、この手のできごとが日常茶飯事にありました。
しかし、日本人には全く別世界のできごとで、イメージすらできなかったでしょう。

90年代までの日本は、
終身雇用(学校卒業後、定年まで一つの会社で勤める)
年功序列(毎年毎年、給料が増加していく)
だった。
しかも失業率は2%程度で、ほぼ完全雇用。
なんと国民の90%以上が、「私の家族は中産階級よね〜」と思っている。
要するに、当時の日本で金に困っている人は、ほとんどいなかった。
高校・大学を卒業し、どこでも就職しちゃえば人生安泰という、すばらしい国だった。

ロシアの教授たちは当時、「日本は世界一成功した社会主義国だ!」「共産主義の理想はソ連では実現しなかったが、日本で実現した!」と、絶賛していたのです。
さらに、「銀行預金の利子が5〜7%」というのも、国民の資産形成を楽にしていました。
日本人の貯蓄率は世界水準でとても高く、普通に働き貯金をしているだけで、定年までに「億」ちかい金を貯めることができたのです。
そして、悠々自適の老後が待っていました。

しかし・・・。
90年代初めにバブルが崩壊。
90年代末には、日産自動車・最高執行責任者(COO)に就任したゴーンさんが、大規模リストラを断行。
これにより、危機に陥っていた同社はV字回復を実現します。
日産の成功を見た日本の経営者たちは、「タブー解禁」とばかりに、リストラをどんどんするようになりました。
1999〜2000年には「ユニクロ」ブームが起こります。
ユニクロは、それまで「安かろう悪かろう」だったメイド・イン・チャイナのイメージを一変させました。
「別に中国製でもいいじゃん」ということになった。
それで、日本企業の中国進出は加速。
新世紀に入ると、中国は「世界の工場」としての地位を確固たるものにします。
それからさらに時は過ぎ、現在。
終身雇用制は完全に崩壊し、リストラが一般化しました。
「成果主義」「実力主義」の名目で、年功序列制度は崩壊しました。
バブル崩壊前と比べ失業率は倍以上増え、現在は5%を超えています。
実質賃金は下がりつづけています。
せっせと貯金しても、超低金利でいっこうに増えていきません、等々問題が山積みになっています。

日本にもかつてなかった問題が起こってきました。
そう、
「好きな仕事をして幸せだが、金が足りない」という問題。

◆平均的サラリーマンの老後

普通、人は忙しい日常生活に追われ、将来を考えることがほとんどありません。
しかし、未来は確実にやってきます。
このページを読まれているあなたが、日本の平均的サラリーマンであれば、どのような老後が待っているのでしょうか?
以下2つを前提に考えてみましょう。

平均的サラリーマンの収入源は、会社からの給料のみである
日本の超低金利時代はつづいていく。

さて、日本の平均的サラリーマンの年収はどの程度なのでしょうか?
悲しいことに、
サラリーマンの平均年収は毎年少しずつ減少しています。

1997年467万円
1998年465万円
1999年461万円
2000年461万円
2001年454万円
2002年448万円
2003年444万円
2004年439万円
2005年437万円
2006年435万円
ここで注目すべきなのは、サブプライムが起こったのは07年。その前数年は、比較的「好景気」といわれてきました。ところが、景気がよくても、平均年収は上がるどころか下がっている。08年から世界的景気後退期に入っていますので、サラリーマンの平均年収は減少しつづけていくことでしょう。

平均的サラリーマンの将来を見てみましょう。実際は、下がっていく可能性が高いですが、06年の平均年収435万円を基準にして考えてみます。若い時はもっと少なく、年をとればもっと増えるかもしれませんが、だいたい平均ということで。
40年働くと、
435万円X40年=1億7400万円。
これが日本のサラリーマンの平均的生涯収入です。
70年代並みに20%貯蓄したと仮定しましょう。現状全然利子がつきませんので、
1億7400万円X0.2=3480万円。
これが定年退職時に銀行に預金されている金額です。
仮にあなたが月々10%しか貯金していなかったとすれば、
1億7400万円X0.1=1740万円。
貯蓄率20%で、定年後25年(85歳まで)生きるとします。
すると3480万÷25年=139万円。
月々使える金は、11万5000円。
これに退職金と年金を足して夫婦二人で暮らしていくことになります。
貯蓄率10%の人ではどうでしょうか?
1740万円÷25年=69万円。
月々使える金は、5万7000円。
これに退職金と年金を足して、夫婦二人で暮らしていくことになります。まあ、大病しなければなんとかかんとかやっていけるかもしれません。しかし、
「豊かな老後」とはほど遠い現実が見えてきます。
しかも、これはかなり楽観的な数字です。
サラリーマンの平均年収は、毎年減少しつづけているので、その傾向が今後もつづいていく可能性は高いのです。
ちなみに「貯蓄率20%」「貯蓄率10%」を仮定して計算しましたが、これを見て、「おお、俺だ俺だ!」と思えた方は、かなりの優等生。
というのは、日本人の現在の貯蓄率はもっと低いからです。
何%かご存じでしょうか?
たったの2%。
この場合、40年働いた後いくらお金が残るのでしょうか?

1億7400万円X0.02=348万円。定年後25年生きるとすれば、

348万円÷25年=14万円。

月々使えるお金は、

1万1600円。

これはもはや、
「悲惨な老後」といえるのではないでしょうか?
さらに、最近は就労人口における
非正社員率は30%、彼らの平均年収は200万円台というデータもあります。

皆さんも、是非この場で「退職時にどのくらいお金が残っているか」計算してみてください。
計算方法は簡単です。
あなたの年収はいくらですか?(若い方は、同じ会社の40歳くらいの年収を基準に算出すればよいでしょう。)
あなたの貯蓄率は何パーセントで、年間いくら貯金していますか?
定年まで後何年ありますか?

これで出てきます。

年間の貯金額 X 定年までの年数 = 定年時に銀行に残る金

です。
次に
あなたは何歳まで生きたいですか?

仮に、「家は長生きの家系だから、90歳まで生きるかも」ということであれば、

定年時に銀行に残る金 ÷ 30年 =定年後1年に使える金

となります。
これを12でわれば月に使える金が出てきます。

どうでしょう?

「いや〜、月々100万円使っても、30年暮らせるよ。俺は豊かな老後だ」という方は、つづきを読む必要はありません。

「・・・・・・・今まで考えたことなかったが、かなり悲惨になりそうかも・・・」

という人だけ、次に進みましょう。

◆では、どうするか?

日本の平均的サラリーマンの将来は、(金銭面では)あまり明るくないことがわかりました。
ではどうすればいいのでしょうか?
たとえば、バリバリ働いて出世し、給料をあげてもらう?
もちろん、それは重要です。
倹約して、貯蓄率を今の2%から20%まであげる?
これも本当に大事です。
もう一つ仕事をカケモチする?
う〜む。
今でも朝から晩まで働いているのに、そんなことができるでしょうか?

見えてくるのは、「今まで以上に一生懸命仕事し、節約・倹約し、貯金を増やしていく」といった方法。
しかし、貯蓄率20%でも上記のような感じでした。
では、貯蓄率を30%にする?
なんだかしんどいですね。

「豊かな老後を迎えるために、20〜60歳までの40年間は我慢する」というのは、ちょっと。
若い時にも、いろいろと楽しみたいですよね〜。

はたして、方法はあるのでしょうか?
あるんです。

1、一般の人は、
2、会社で働き
3、給料をもらい
ほとんど使い、一部を貯金する

というライフスタイル。
収入源が一本しかないのですね。
リストラされたら、アウトです。
ではどうすればいいのでしょうか?
そう、収入源を増やせばいいのです。
収入源を増やすというと、日本人はすぐ「もう一つ仕事を・・・」とか、「土日にバイトを・・・」などと、苦難の道をイメージします。
そうではなく、
ほとんど、あるいは全く何もせずに収入を得る方法があるのです。

「・・・・・・・そんなバカな!俺は汗水たらして得た金しか、清い金とは認めないぞ!」

こんな声が聞こえてきそうです。
しかし、皆さんも普段から、全く何もせずに収入を得ています。
たとえば、銀行預金の利子。
どうですか?
何もしないのに、お金が入ってきているではないですか?
この構図を見ると。
1、会社で働く
2、給料をもらう
3、銀行に預ける
4、利子をもらう

この時あなたは、
勤労所得と不労所得(利子)の二つの収入を得ていることになります。
問題は、日本では超低金利の時代が史上空前の長さでつづいている。
○百万預けていても○百円しか利子がつかない。
○千万円預けていても○千円しか利子がつかない。
それでも、何もしないで収入を得ていることにはかわりません。
実は、ここに普通の人が巨富を築くヒントが隠されているのです。

普通の人は、会社からもらった給料を全部銀行に預けています。
しかし、実質ゼロ金利状態で全然増えていかない。
銀行に預けている分のお金を、もっと効率よく使えばいい。
要するに、
投資すればいい。
これを一般的に、

貯蓄から投資へ

といいます。

◆投資のパワー

ここで、もう一度数字を見てみます。
サラリーマンの平均年収は435万円。
40年働くと、1億7400万円。
20%貯蓄したとすれば、定年時に3480万円残ります。

皆さんも、「FX投資で主婦が4億円脱税した!」「ジェイコム株の誤発注事件で、20分で20億円儲けた男がいる!」なんて話を聞いたことがあるでしょう。
しかし、ここではもっと堅実でリスクの少ない話をしていきます。

Aさんは、会社からもらった給料の20%を大銀行に貯金しつづけました。

一方、友人のBさんは、会社からもらった給料の10%を大銀行に貯金しつづけました。
これは、ほとんどリスクがない。
さらにBさんは、
給料の10%を投資しました。
株やFXをやっている人ならわかりますが、1週間で10%儲かった!(逆に10%損した!)なんて話はよくあります。
とはいえ、
メチャクチャ堅実に、月1%の利益、年利12%で運用したとしましょう。
AさんとBさんが定年になるころには、どの程度差がついているのでしょうか?

1年目43万5000円X1.12=48万7000円
2年目48万7000円+43万5000円X1.12=103万円
3年目103万円+43万5000円X1.12=164万円
4年目164万円+43万5000円X1.12=232万円
5年目232万円+43万5000円X1.12=308万円
6年目308万円+43万5000円X1.12=393万円
7年目393万円+43万5000円X1.12=488万円
8年目488万円+43万5000円X1.12=595万円
9年目595万円+43万5000円X1.12=715万円
10年目715万円+43万5000円X1.12=849万円
11年目849万円+43万5000円X1.12=999万円
12年目999万円+43万5000円X1.12=1167万円
13年目1167万円+43万5000円X1.12=1355万円
14年目1355万円+43万5000円X1.12=1566万円
15年目1566万円+43万5000円X1.12=1802万円
16年目1802万円+43万5000円X1.12=2066万円
17年目2066万円+43万5000円X1.12=2362万円
18年目2362万円+43万5000円X1.12=2694万円
19年目2692万円+43万5000円X1.12=3063万円
20年目3063万円+43万5000円X1.12=3479万円
21年目3479万円+43万5000円X1.12=3945万円
22年目3945万円+43万5000円X1.12=4467万円
23年目4467万円+43万5000円X1.12=5051万円
24年目5051万円+43万5000円X1.12=5705万円
25年目5705万円+43万5000円X1.12=6438万円
26年目6438万円+43万5000円X1.12=7259万円
27年目7259万円+43万5000円X1.12=8178万円
28年目8178万円+43万5000円X1.12=9208万円
29年目9208万円+43万5000円X1.12=1億361万円
30年目1億361万円+43万5000円X1.12=1億1653万円
31年目1億1653万円+43万5000円X1.12=1億3100万円
32年目1億3100万円+43万5000円X1.12=1億4720万円
33年目1億4720万円+43万5000円X1.12=1億6535万円
34年目1億6535万円+43万5000円X1.12=1億8567万円
35年目1億8567万円+43万5000円X1.12=2億843万円
36年目2億843万円+43万5000円X1.12=2億3392万円
37年目2億3392万円+43万5000円X1.12=2億6247万円
38年目2億6247万円+43万5000円X1.12=2億9445万円
39年目2億9445万円+43万5000円X1.12=3億3027万円
40年目3億3027万円+43万5000円X1.12=3億7038万円
どうですか?
20%銀行に貯金しつづけてきたAさんの資産は、定年時3480万円でした。

10%を銀行に預け、10%を投資したBさんの資産は?
銀行に預けたノーリスクのお金は、1740万円になっています。
年利12%で投資したお金は、3億7038万円になっています。
あわせた額は、
3億8778万円になっていますが、これはAさんの11倍です。

ここでおそらく、さまざまな突っ込みが入ると思います。
「俺は定年まで20年しかないよ!」
「俺は定年まで10年しかないよ!」
「僕の年収は200万円台しかないよ!」

確かにいろいろな条件の人がいます。
しかし、私が質問したいのは、以下のことです。

もしあなたが今のままの生活をつづけていたら、定年時にいくらお金を残せますか?それで豊かに老後を暮らせますか?

もしあなたが収入の10%〜20%を投資にまわし、年利12%で運用したら定年時にいくらお金を残せますか?

現在の生活をつづけた場合と、投資した場合ではどのくらい差ができましたか?


是非とも計算してみてください。
複利のパワーを思い知ることになるでしょう。

ロスチャイルドはかつて「世界の七不思議は何だ」と問われて、こう答えた。「それはわからないが、8番目の不思議が複利だというのは確かだね。」>

どう投資するか?

日本人にとって投資というのは、まだまだなじみのない世界のようです。

そして、初心者がまず考えるのは、
投資信託にお金を預けるという方法。
私は、
投資信託に預けるより、自分でやった方がいいと思います。

なぜ、普通の人が投資信託を選ぶかというと、
「プロが運用してくれるのだから、安心だろう」と考えるのです。
ところが、実際は
プロが運用しても全然安心じゃないのですよ。
07年にはサブプライム問題があり、08年にはリーマンショックなどがあった。
それで、市場は大荒れでした。
はたしてプロが運用する投資信託は、危機に勝てたのでしょうか?
ほとんどは大負けしています。

特定の信託を中傷することが目的ではありませんので、具体名は控えますが・・・。
日経平均株価が07〜08年で46.7%下落したのに対し、
投資信託のワースト1位はマイナス64%。
大手信託でもほとんどが、
マイナス60〜マイナス40%という散々な結果になっています。
一方で、マジメに勉強をしている
個人投資家は、損失を負うどころか、さらに資産を増やすという結果になっています。

「日経平均がマイナス46.7%なのに、どうやって儲けるんだ?」と不思議に思われるでしょう。

株でもFXでも基本は、
「安く買って、高く売る」です。
これを基本1としましょう。
ところが、「安いと思って買ったが、見込み違いで、もっと下がっちゃった」ということが時々あります。
その場合は、
「はやめに損切りしろ」というのが基本2です。
少しでも勉強している個人投資家であれば、
自分自身の「損切りルール」をもっている。
ですから、
リーマンショックで大暴落が起こっても、この投資家の損失は「想定の範囲内で5%だった」ということになるのです。
この個人投資家は、さっさと損切り(あるいは利益確定)し、市場が大暴落していくのを、ニコニコしながら見守っています。
そして、株が大バーゲン状態になり、チャートに反転のサインが出たところで買い戻し、さらに豊かになっていくのです。
この例からわかることは、
投資のリスクは知識によりコントロールすることができるということ。

次に実際に何に投資するのがいいか?を考えてみましょう。
これに関しては、さまざまな考え方があります。
ですから、私個人の意見だと思ってください。

私は基本的に、
「自分の得意技を作りましょう」とすすめています。
日本では07年まで、「ブリックスに投資すれば儲かる」などといわれていたでしょう。
そして、実際そのとおりでした。
私の知人でも「中国株に投資したら倍になった」「インド株に投資したら3倍になった」という人がたくさんいます。
彼らはプロの投資家で、市場が反転すると、さっさと利益を確定しました。
一方、サラリーマンで片手間投資をしている人の大半は、逃げ遅れてしまったのではないでしょうか?

私が「得意技を作りましょう」という意味は、
日本にいるなら、日本株を売買したらいかがでしょうか?
日本にいるなら、円を売買したらいかがでしょうか?

ということです。
なぜそうなのかというと、普通の会社員は、朝から晩までモニターにはりついていることができない。
世界で起こっていることをタイムリーで把握することなどできないのです。
日本在住の人が、中国やインドやロシアで起こっていることを理解できますか?
普通はできないでしょう。

ちなみに私の投資対象は、ロシア株です。
なぜかというと、ロシアに住んでいるからです。
私が株に使う時間は、1日10〜15分程度。
ロシア株に影響を与える要因はたった二つ。
一つはNY株の動向。
二つ目は原油価格。
ロシア時間の17時30分に、NY市場が開きます。
ロシア市場が閉まるのは18時45分。
私は、18時30分ごろに「NYは上がっているか、下がっているか?」「原油は上がっているか、下がっているか?」を確認します。
さらにチャートを見ながら、買いか売りかを判断します。
買う銘柄も、毎回同じ。
私の場合、天然ガス世界最大手ガスプロムを売買することが多いです。
なぜかというと、この会社の株は、ロシアの平均株価・原油価格と完璧に連動している。
国営だから絶対つぶれない。
1社で世界の天然ガス埋蔵量の30%を占めている、等々の理由です。
結果は上々で、好況不況にかかわらず、年30%以上(いい年は200%)をキープしています。
(ここでは、「ロシア株」や「ガスプロム株」買いをすすめているわけではありません。得意技をつくれば、「上がっても下がっても儲かる」という話です。念のため。)

私が「得意技をつくろう」というのは、結局「自分のわかる分野をつくろう」ということです。
日本に住んで日中仕事をしながら、アメリカやブリックスに投資するのは、「よくわからないものに投資する」ことではないですか?
当然リスクも高まります。
日本にいて、ある銘柄を毎日見つづけていれば、傾向も見えてきますし、暴落時もさっさと逃げ出すことができます。

◆リスクを管理する

ここまで読まれた人の中には、「北野は株やFXに反対じゃなかったのか?」と疑問に思われる方もいるでしょう。
私は、「隷属国家日本の岐路」(ダイヤモンド社)の1章で、日本政府が製造業を捨て、アメリカにあこがれ「金融立国」を目指している姿勢を強く批判しました。
この本は、06年〜07年に書かれたEブック「ぶった斬り日本問題」をベースにしています。
07〜08年にかけて、アメリカ発の金融危機が起こり、「アメリカ型金融立国モデル」の脆弱性が明らかになりました。
私は、日本が完全にアメリカ型経済になる前に危機が勃発し、ある面よかったと思っています。
私はさらに、「小学生の頃から株式投資を教えよう」とする教育の愚かさを指摘しました。
これも要するに、「アメリカ型モデル」を目指す教育だからです。

とはいえ、私は本著の中で、株やFXを全面的に否定しているわけではありません。

<私は、株もその他の投資も否定しません。今の超低金利は、あまりに苛酷です。>
隷属国家日本の岐路  210P)

もし、金利がバブル期のように5〜7%あれば、私も株やFXをすすめることはなかったでしょう。
「給料が入ったら20%天引き貯金しましょう。そうすれば複利の力で、定年までに億万長者になれますよ。しかもノーリスクです」
と主張したに違いありません。

しかし、状況は大きく変化しています。
せっせと貯金しても、豊かな老後を迎えられる人は少ないという事実をきちんと受け止め、解決策を提示する必要があるでしょう。

私が反対しているのは、教育により日本国民の大部分が株にうつつをぬかし、製造業や農業などが崩壊していくこと。
一日しっかり仕事をし、家に帰ってから15〜30分ほど投資するのは、全く問題ないと考えます。
その30分で、老後の生活が10倍豊かになるとしたら、止める理由はありません。


しかし、株もFXも貯金とは比べ物にならないほどリスクがあるのも事実。
以下の点を是非気をつけていただきたいと思います。

投資額をコントロールすること
私は、給料をもらったら、10%を(ノーリスクの)銀行に預け、もう10%を株かFXに投資することをおすすめします。

2、借金はしない
FXでは、レバレッジを100倍効かせて取引している人たちがいます。
その道のプロならまだしも、片手間でトレードをしている人には絶対にやめてほしいと思います。
1回のミスで破産するような行為を「投資」と呼ぶことはできません。
バクチといえるでしょう。

3、勉強しましょう
とても不思議に思うのは、勉強を全然しないで投資している人がほとんどだということです。
「なんとなく選んだ銘柄を買い、そのままおいている」
「投資信託に預けたまま、忘れている」
こういう人たちが山ほどいます。

しかし、考えてみてください。
皆さんは、会社の仕事を極めるのにどれだけ勉強されたことでしょうか?
勉強してその道を極め、おかげで毎月毎月給料をもらっているわけです。

ここに1000万円があります。
銀行に預けておけば、1年後も1000万円です。
ところが株を買ったら1年後に1200万円になった、1500万円になった、2000万円になったなんてことがあり得る。
しかし、
勉強せず、運に任せて投資をするなんて、虫がよすぎるのではないでしょうか?

株・FXがバクチになるか、投資になるかは勉強次第です。
勉強をすればするほど、リスクは減っていく。
最終的には、「ほとんどノーリスク」といっていいところに到達するでしょう。

ここでは、信用できる情報を一つお教えします。

「皆さま、投資の神様・松下誠先生をご存知でしょうか?
 
数々の投資系雑誌にも登場している、業界では超有名な方ですが。
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長々と書いてきましたが、皆さまが健康で幸せで豊かで、死ぬまでお金で苦労することがないよう、心からお祈りいたしております。


(*このページでご紹介した商品を入手される際は、自己責任でお願いいたします。万が一トラブルが発生しても、当方では責任を負いかねます。)

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