◆「そしてまた、予言は当たるのでしょうか」本のソムリエさん
  1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』

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本のソムリエさんは、「一日一冊:人生の智恵」(http://www.mag2.com/m/0000094236.html )

という日刊メルマガを、既に10年配信されています。

毎日一冊本を読み、書評を書き、メルマガを出すというサイクルを
10年つづけるというのは驚異的ですね。

メルマガで紹介された本は、3000冊を超えています。

3000冊以上の本を読まれた本のソムリエさんの「選球眼」は確かで、
そのメルマガは、本好きの人から圧倒的支持を受け、読者数は4万
人を突破しています。

そんな本のソムリエさんが、北野幸伯著


「プーチン最後の聖戦」(→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )


の書評を掲載してくださいました。

ここに転載させていただきます。


━ since 2002/07/17 ━━━━━━━50,000部発行━
1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』
1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで

★★★★★「プーチン最後の聖戦」北野 幸伯♪
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■まずはここから■

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 「驚き」と「感動」の仕事術をご紹介します。




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■名言クイズ http://ameblo.jp/japantn/
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・ロシアの所得税率はそれまで、12%、20%、30%の三段階でした
 これを2001年度、なんと一律●●%にしてしまった・・
 ロシアの法人税率は2002年、これまでの35%から24%まで
 一気に11%も引き下げられました・・減税によって税収は
 減ったのでしょうか?いえいえ。逆に激増したのです。(p83)


<ヒント>「20」ではありません。


▼「今日の名言」の答え●●を読む▼
http://ameblo.jp/japantn/entry-11218116760.html




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■「本ナビ」3007冊目 http://1book.biz/
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「プーチン最後の聖戦」北野 幸伯、集英社インターナショナル
表紙⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4797672250/mag06-22/
【私の評価】★★★★★(94点)


■テレビを見ていると

 「中国が靖国参拝を批判して・・」
 「韓国議員が竹島訪問・・・」
 「ロシアがグルジアを攻撃・・・」
 「拉致被害者の安否を・・・」
 「沖縄米軍基地の移設が・・・」
 「北朝鮮のミサイル発射・・・」等

 いろいろな国際関係の報道がされています。

 でも、新聞を読んでもテレビを見ても、
 どうも今ひとつ外交というものがよくわからない・・
 という人のための一冊。

 国家間の外交とは、
 思ったよりも単純な理論で動いていると
 この本は教えてくれるのです。


・そもそも「国益」ってなんでしょう?
 これはいろいろあるのですが、
 もっとも大事なものを二つあげるとすれば、
 1 金儲け
 2 安全(p114)



■ロシアを中心に見てみると、
 エリツィン時代の1998年のロシアの資源は
 新興財閥のものとなり、
 欧米は会社ごと買収しようとした。

 しかし、2000年に大統領となったプーチンは
 マスコミ・政治を支配し、
 欧米による買収を阻止し、
 新興財閥から資源を取り戻したのです。

 するとその後、キルギス、グルジアで
 選挙を批判するデモから
 チューリップ革命が起こった。

 これは偶然ではなく、
 必然だというのです。

 ロシアの資源を支配できなかったアメリカが、
 別の手段を使ってロシアの周辺国に
 傀儡政権を作ろうとしたのです。


・プーチンが大統領選に勝利したのは2000年3月。・・
 プーチンは、就任早々「革命的改革」に乗り出します。
 それが、「連邦管区」の設置。・・連邦政府は、
 連邦法に違反した首長を解任できる権利をもつ(p44)



■それに対しプーチンは、
 中国と手を結び、
 上海協力機構を強化し、
 軍事演習を実施した。

 さらに石油のルーブル取引を開始し、
 外貨準備のドル比率を下げた。

 明らかにアメリカとの戦いを
 選んだのです。

 プーチンからメドベージェフ大統領となり
 一時、欧米、ロシア間の雰囲気はよくなりますが、
 またプーチンの時代が戻ってくる。

 これからどうなるか、
 あなたなら予想できますね。


・プーチン、仮想敵国・中国との同盟を決意・・
 ロシア人エリートのアメリカ観・中国観を一言でいうと、
 「アメリカを憎み、中国を恐れる」となります(p171)



■こうした流れで見ていくと、
 アメリカと中国の覇権のぶつかりが、
 必然だとわかります。

 そして、アメリカの一極支配を終わらせようとする
 プーチンが帰ってくるのです。

 ・・・。


 北野さんの驚異的なところは、10年前に
 リーマンショック(アメリカの没落)を
 予言したこと。

 そしてまた、
 予言は当たるのでしょうか。


・いまから10年後、すでに「ドル体制」は崩壊し、
 自国内には石油に代わる資源がありあまっている・・・
 そう、アメリカには、もはや戦争する理由がなくなるのです。・・ 
 欧米の時代は終焉を迎え、アジアの時代が始まるのです(p326)


 北野さん、良い本を
 ありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・尖閣諸島中国漁船衝突事件・・
 アメリカが「尖閣諸島は安保条約の適用対象」と
 宣言した効果は大きかった。
 中国は、日本のことを「■」くらいにしか考えていない
 でしょうが、アメリカと戦うことはできません(p248)


・中東産油国で反米の国もあります。その代表が
 イラクとイランでした。しかし、アメリカはイラクを
 攻撃し、傀儡政権をつくった。残るはイランです(p290)


・中国の国家ライフサイクルを見ると、
 2010年代は「成長期後半」に当たります。それが正しいとすれば、
 2018年末から2020年ごろに、日本の「バブル崩壊」に相当する
 できごとが起こるでしょう(p323)


・「平和な時代」が過ぎ去ろうとしている・・
 なぜかというと、「アメリカが日本を守れなく日」が
 近づいている。(p330)


「プーチン最後の聖戦」北野 幸伯、集英社インターナショナル
表紙⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4797672250/mag06-22/
【私の評価】★★★★★(94点)


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